スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

チョイス萌え



先日、友人と「萌え」について話していて

人(特に年配の女性)が商品をチョイス(選択)している姿に萌える

ということ言ったところ

どれだけ説明しても



「何が言いたいのかさっぱりわからん」



と言われたので



これはもう写真を見せながら説明するしかないという結論に至りました。




というわけで↓をごらんください。









$ウケる日記
これはウチの母親の水野育子なのですが、本当はもう少し年配の方(70代以上)をモデルとして採用したかったのですが、お婆さんの知り合いがいなかったので代打として駆り出しました。もちろん本人は「チョイス萌え」という高尚な概念は理解し得るはずもなく、単なる操り人形として被写体になってもらっています。
ところで、現代社会において人間の持つ「欲望」とは「いやらしい」「下品である」ということになっています。しかし、写真のように商品を選択しなければならない場所に立つと、本来であれば「恥ずかし」くて「隠さなければならない」欲望が露わになってしまう。写真で言えば、水野育子は無言ですが「どのアイスにしようかな~」という内なる声が丸聞こえになっているわけです。この「本人は隠しているはずなのに、欲望が丸見えである」という状態こそが「チョイス萌え」の基本だと言えます。またこの状態では育子は冷静な表情を装ってはいますが、内心では「どのアイスにしよっかニャ❤」などとハイテンションになっている可能性も否定できず、育子は「内側に潜む欲望を必死に抑えながら冷静さを装ってアイスをチョイスしている」という見方をすることもでき、このように想像する余地のあることが「チョイス萌え」の人にはたまらないわけです。僕のような「チョイス萌え」の人間からすると、「年配の女性が何かを選んでいる」という場面を見ているだけ「選んでる!選んでるぅ!」と興奮しながら小1時間は萌えられるということになります。




「チョイス萌え」の基本概念はご理解いただけたでしょうか。

それでは次の写真をご覧ください。









ウケる日記
こちらはチョイス萌えにおいては非常に重要な動作「かき分け」です。「かき分ける」ということは、一部のアイスを「障害物」とみなし、より自分が気に入っているアイスをチョイスしようとしているわけで、よりはっきりと欲望が露わになる動作だと言えます。ちなみにこのコンビニはセブンイレブンであり、セブンイレブンでは写真のようにアイスクリームが種類別に整然と分けられていますが、これはセブンイレブンからしたらサービスのつもりでやってるのかも知れませんがチョイス萌えの人間からしたら「バカじゃねえの?」です。やはりアイスクリームは昔の駄菓子屋にあったような白い大きな箱に雑多にぶち込んである状態がベストなんですよ。すると自分の「お気に」を探すためにアイスをかき分けかき分け深い場所に進んでいく、またこの「深い場所」というのがチョイス萌えにとっては最高で、深い場所に行こうとすればするほど頭を突っ込んで滑稽な体勢になりますから、それがまたなんとも萌えなわけです。








$ウケる日記
商品を「手に取って」いますが、これもまたチョイス萌えの人間にとってはたまらない動作です。一見、商品を手に取ったということは「チョイス終了」を意味するように見えますが、実はここで新たなチョイスが生まれています。そのチョイスとは、「この商品は買うに値するか」というチョイスであり、「思ったより値段が高い」ということになれば「お菓子」と「お金」のチョイス、「変な材料が入っていないか」となれば「お菓子」と「健康」でチョイスしようとしているわけです。そもそもお菓子を食べている時点でそれほど健康に気を使ってないんじゃないかと揶揄したくなりますが、そんな視線も気づかずに手に取ったお菓子をわざわざ「裏返し」て「原材料」を見た上でチョイスしようとしている年配の女性は結構いますので、重要な萌えポイントだと言えます。







また「手に取る」という動作に関しては、次の2つの写真をご覧ください






$ウケる日記




この状態から





ウケる日記


こうです。
「顔を近づける」という動作ですが、「このチョイス、決して間違うまい」という欲望が露わになっています。これも年配の女性に良く見られる動作ですが、ここでさらに「老眼鏡」なんてかけられた日には、その場で「萌えぇ!」と叫び出しそうになります。




また少し違う例ですが次の「チョイス」も見逃せません。







ウケる日記






ウケる日記
今までのチョイスが対象物へ「欲しい」という欲望が直線的に働いていたのに対して、このチョイスは「何だこれは」「けしからん」「最近の若い者は……」と反発する気持ちを前提とし、その対象物がどれくらい「けしからん」ものなのか、その「けしからなさ」を確認するという体裁で手に取るのですが実際は「内容にちょっと興味アリ」なのです。これは「本人は欲望を隠しているつもりでもバレバレ」というチョイス萌えの原理に則しており、このまま「熟読」を始める「熟女」の方も大勢いらっしゃるのでこれもまた萌え動作の一つであると言えるでしょう。






このようにチョイス萌えの世界は深く、本当に様々な形のチョイス萌えがあるわけですが、最後にこちらをご紹介しましょう。







ウケる日記








ウケる日記

これは「無理」と呼ばれるチョイスです。「チャングンソク」と「水野弥久」。「チョイスしようがない」のは明白なわけですが、そこはやはり人間であり女であるので、どうしても「チョイスしたい」という「欲望」が生まれてしまうわけです。しかし同時に女性は「現状を肯定し、身近な幸せを大事にする」という強さを持ちあわせていますので「まあでもウチの旦那にも良いところがあるし……」と旦那のポジティブな側面に目を向けていくことになります。しかし、長年の経験からそういう流れになるのが分かっているにも関わらずの「もしかしたら……」というチョイス。そのチョイスにはどれだけ年齢を重ねても「夢見る少女」で在り続けたい女性の欲望を垣間見ることができ、萌えざるを得ないわけなのです。





以上、ざっとではありますが「チョイス萌え」の世界を紹介させていただきました。

もちろん「チョイス萌え」は奥深く、ここでお伝えできなかったことがほとんどです。みなさんも身近の「チョイス」を観察しながらチョイス萌えの世界を堪能してみてください。きっと世界は今とは違った愛おしい姿をあなたに見せてくれることになるでしょう。












霜田くんの鈴



昨日の深夜2時過ぎに


事務所で作業をしていたところ、窓の外から鈴の音が聞こえてきました。


(なんだろうこんな時間に……)


少し気になりましたが無視して作業を続けました。


でもその鈴の音が一向に鳴りやまないのです。


不思議に思った僕は窓を開けて外をのぞいてみたのですが


どこで鈴が鳴っているか分かりませんでした。


夜の暗がりの中から聞こえてくるような感じなのです。



「なんだか気持ち悪いなぁ」



と思いながら机に戻ったのですが、


そのとき僕はふとこの鈴の音に聞き覚えがあることを思い出したのです。


それは、今事務所に来て本を書いている霜田(しもだ)くんの鈴でした。


霜田くんはいつも鍵の束に鈴をつけており、


事務所に近づいてくるとチリンチリンと鈴が鳴るので「あ、霜田くんが来たな」と分かるのですが


部屋の外から響いてくる鈴の音は、そのときの霜田くんが鳴らしている鈴の音に聞こえたのです。


ただ、このときの僕は本当に間抜けで


「霜田くんの鈴に似ているな」


くらいしか思わずに、やはりそのまま作業を続けたのでした。


それからかなり長い間鈴の音がなっていたのですが、


あるとき音が途切れました。


「あ、鳴りやんだ」


そう思ったのですが、なぜかそのときパソコンの画面下の時計が目に入りました。



時間は



3:48



と表示されていました。




そのときでした。


全身にぞわぞわと寒気を感じたのです。



(もしかして――)



僕は思い浮かぶ答えを頭の中で必死に消し去ろうとしました。


しかしその考えは次第に僕の中で確信へと変わっていったのです。



(これはいわゆる、「虫の知らせ」というやつなのではないか――)



僕は今まで心霊現象に遭遇したことはなく、霊感のようなものもありませんでした。


しかし、このときは本当に腕にびっしりと鳥肌が立ち、身体が震えていました。


(もしかしたら霜田くんが何らかの事故に巻き込まれ、僕に最後の別れのあいさつに来ていたのではないか……)


僕は急いで携帯電話を取り出し、霜田くんに電話をしました。


しかし、霜田くんは電話に出ませんでした。


いよいよ僕は怖くなってきました。


そして同時に、強い罪悪感を覚えたのです。



というのも、僕は過去に、霜田くんの鈴に対して一度小言を言ったことがあったからです。



ウチの事務所は入り口を入ってすぐの場所に僕の部屋があるので


やってくる人たちは僕の部屋の前を通っていくのですが


僕は物音に神経質なので、霜田くんがチリンチリンと鈴の音を鳴らしながら歩いていくということに

イラッとすることがありました。


しかしなかなかそのことを言い出せず、

ただ放置しておくのも我慢できなかったので

鈴を鳴らしている霜田くんに



「その鈴はあれかい? 誰かの形見みたいなものなのかな?」



とたずねたことがあり、
つまりは、(いつも肌身離さず持ってなきゃいけないような大事なものなのか?)という皮肉を込めて言ったことがあったのです。


僕は


(どうしたあんなことを言ってしまったのだろう)


と後悔しました。



鈴くらい好きに鳴らしてあげればよかった。


何度でもチリンチリンさせてあげればよかった。


いや、鈴だけじゃない。



僕は、霜田くんに「君は料理が下手だね」と言ったことがありました。



「こんなまずい味噌汁飲んだことないよ」



と言ったことがありました。



でも、人には得手不得手があるのだから



まずい味噌汁も黙って飲んであげればよかったじゃないか。



そんなことを考えたら



目頭が熱くなり、涙がこぼれおちそうになりました。



そして、あくる日のことでした。



なんと









$ウケる日記
霜田くんが普通に事務所に現れたのです。





第一声は






$ウケる日記
「お疲れ様っす」




でした。




「き、昨日の深夜電話したんだけど!?」と僕がたずねると、






$ウケる日記
「寝てました」





と答えました。






あの真夜中に聞いた鈴の音が一体何だったのか―――今だに謎のままです。






ただ、今日の霜田くんの鈴の音は



いつもより少し心地よく感じられたのでした。






















作家だけど質問があるよ?



こんにちは。

作家だけど皆さんに質問がありますよ?   
 

・どうして僕は相変わらずエロ漫画を読みながら毎日オナニーしてしまうの?
・どうして僕のチンチンはムケてないの?
・もうムケないの?
・どうして意味もなく下ネタばかり書いてしまうの?
・この日記もアメブロさんに削除されるの?
・こんなことばっかりやっていて、僕はいつ仕事をするの?
・いつになったら「夢をかなえるゾウ」より面白い本が書けるの?
・ていうか、なんであの本書けたの?
・読者カードに書かれたんだけど、僕の才能は枯れたの?
・今が水野敬也の人生のピークだとして、僕は水野美紀と水野真紀を超えれたの?
・美紀と真紀とはHできるの? 水野つながりだけに、つながれるの?
悪ノリしてすみませんでした<(_ _)> ←こいつ、誰なの?
・岩崎夏海さんとはお会いしたことがあるんだけど、こんなことして気まずくならないの?
・もし気まずくなった場合「もしドラ」の担当編集者の加藤貞顕(ダイヤモンド社)さんはちゃんとフォローしてくれるの?
・ていうか、みんなこれの元ネタ分かってるの? 
・ところで今これ読んでるあんた、ちゃんとウケてるの? あんたがウケてないと誰も得しないんだけど、マジで。




岩崎さんは素敵な方でした。
またお会いしたいです
<(_ _)> 
  ↑
・だからこいつ誰なの?




絶賛プロジェクト



今から10年くらい前に、どう生きたら幸せなのかをかなり真剣に考えたことがありまして、


その結果


「面白そうな企画を何の制約もつけずに始めて、お金のことを後から考える」


これが理想の生き方なのではないかと思いました。


そしてこの考え方からたくさんの企画が生まれました。








ウケる日記
【バーテンダーお好み焼き屋台】

これは、僕が大学3年のときに思いついた企画なのですが、お好み焼きは具を全部かき混ぜてから作るのを見て、お好み焼きの具をシェーカーに入れてバーテンダーのようにカッコ良く振って、鉄板の上でお好み焼きを焼いたら面白いのではないかと考えたのです。

ただ、「バー」という設定だと分かりづらかったので、「ディスコ」ということにして
焼いているときに「踊る」というパフォーマンスを加え

メニューは


お好み焼き 500円

ドンペリ 20000円


の2つのみで営業しました。


さらにこの企画には裏テーマがあり

それは「やらずに後悔していることは全部やる」でした。

ちなみに、この企画は大学3年のときに思いついたと言いましたが、

当時は文化祭に出店する手続きが面倒でやらなかったのです。

そのことがずっと引っ掛かっていたので28歳のときに「やっぱりあの企画はやるべきなのではないか」と思い立ち

幸運にも、母校の現役大学生と知り合いになったので彼と一緒にこの企画を実行しました。


ちなみに「バーテンダーお好み焼き屋台」は連日人だかりができるほどの大盛況でしたが

お好み焼きを1枚焼くたびにいちいち踊っていたので回転率が異常に悪く


結果的に20万円近くの赤字を叩き出しました。




ウケる日記
【恋愛体育教師・水野愛也】


僕は前々から学校教育に大きな疑問をもっていて、それは同じ意見の人も多いと思いますが

「役に立つことを教えていない」

ということです。

僕は、人間の成長というのは「個人の欲望の先にしか存在しない」と思うので

学問はすべて個人の欲望につながる形で編成し直すべきだと考えているのですが

その第一歩として、「恋愛」という学校教育から一番遠い、しかし人間の欲望に最も直結したものを授業で教えてみようという企画でした。

この企画はLOVE理論(文庫版は「美女と野獣」の野獣になる方法)と「スパルタ恋愛塾」というDVDになりました。



これ以外にも、ファッションリーダーを目指すために持っている服を全部燃やした「ミズノンノ」や
古屋監督と進めた引きこもりミュージシャン・ノリアキやDVDの企画など


「お金になるかならないか分からないけど、とにかく面白そうだからやる」


を大事に生きてきました。


しかし、ここ数年、状況の変化もありこういった企画(当時はこれをプロジェクトと呼んでいました)を立ち上げていなかったのですが




昨日の深夜3時頃に突然


「うわ、これめっちゃやりたいわ。ていうかこれをやらんで俺、今まで何やってたの!?」


というプロジェクトが舞い降りてきましたので始めさせていただくことになりました。


多分、僕のことを知っている周囲の人たちは


今この文章を読みながら


「また例の発作が出たな」


と思っていることでしょうが、お見逃し頂ければと思います。


(山本くんへ。申し訳ありませんが新しい仕事は基本全キャンセルの方向でお願いします)





ところで



今回のプロジェクトは、仮に



「絶賛プロジェクト(仮)」



としておきます。



このプロジェクトは過去にメールマガジンなどでも何度か触れたりしており、何年も前からずっとやりたくて溜まっていた気持ちが噴出してしまっている状況なので


別名「夢精プロジェクト」と呼んでもいいくらいの代物ですが


そもそも事の発端は、


僕が25歳のとき、ゴールデンウィーク中に岐阜県のペンションにアルバイトに行ったことに遡ります。


このとき僕はペンションのレストランでウェイターとして働いていたのですが


突然、客のヤンキーが



「てめえ、ナメてんのか!」



と大声で僕を怒鳴りつけてきたんです。


見るとヤンキーは手に「汚れた割り箸」を持っていました。


これはたぶん、前のお客さんが(丁寧な人だったと思うのですが)

ご飯を食べ終わったあと使った箸を綺麗にまた箸袋に戻したのを

箸を整理してたのは、ムネっていう名前の後輩だったんですけど

ムネがそれを使っていないと勘違いして

新品の箸を入れに戻してしまったようなのです。


ただ、このブログを読んでくださっている皆さんもご存じの通り


水野ホスピタリ也なので


もちろんムネが悪いなんてことは言わず、



「大変申し訳ございませんでした」



と子犬のような目でヤンキーに深々と頭を下げたんです。



我ながら素晴らしい平身低頭ぶりでした。



そしたらそのヤンキーは下がった僕の頭の髪の毛を引っ張り上げてこう言ったのです。




「てめぇ、ナメてんのか!?」




――そうなんです。


いつの時代も「ヤンキー」=「頭がクソ悪い」ので


会話が一向に前に進まないんですよ。


それ以降は




「大変申し訳ありませんでした」


「てめぇ、ナメてんのか!?」


「すぐにお取り換えさせていただきます」


「てめぇ、俺が誰だか分かってんのか!?」


「今後このようなことは絶対起きないように注意致しますので」


「てめぇ、殺すぞ!?」



会話が出口のない迷宮に迷い込み


途中から、マジでコイツやったろかなと思ったわけなんですけど、


ま、僕も中学時代、学内で唯一番長の岡に噛みついた男なんでね。


ただ、


僕が店員である以上、客がどれだけしょうもないやつでも


キレられないわけです。


だから結局


謝り続け、謝り倒して、


そのヤンキーの連れてた彼女が止めに入るまで


ひたすら頭を下げ続けたのでした。


その彼女が「ヤメなよ!」ってキレるくらい、


その男の態度はめちゃくちゃだったわけですが。




で、僕はこの経験を通して思ったのです。



クレーマーって単なる卑怯者なんですよ。


相手が言い返せないから言ってるだけで



「店員と客」という関係性を隠れ蓑にした



「弱い者いじめ」なんですよ。



ただ、僕がこう言うと


「いや、店員でもひどいやつがいるぞ」


と言う人いるんですけど、


僕はどれだけ店員がひどい態度を取っても、客がキレて延々とダメ出ししたらだめだと思います。


なぜなら客の方が立場が強いからです。


立場の強いやつが強く出たら終わりなんですよね。



ところで、こうしたクレーマーが暴走した場合、


この状況に介入できるのは、まったく利害関係のない第3者だけです。


だから僕は、この岐阜での一件以来、


街でクレーマーみつけたら必ず首をツッコむようにしてきました。


店員に対してガンガンに文句言ってる人を見つけたら


「どうされました?」


って声かけて、ウザがられながらもどんどん話を聞いて介入していく。


すると場合によってはクレーマーがあきらめてその場を去るケースもあるわけです。


もちろん文句を言ってくる人もいます。


近所のツタヤで女性店員にクレームつけまくっている男がいたので止めに入ったら

「てめえ、ナイト気取りか?」って髪の毛を掴まれたこともありました。


「結局俺は髪の毛掴まれる運命かい」と思いましたが。



ちなみに山本くんは僕のこの密かな活動をよく知ってるので


「あまり意味ないし危ないからやめた方がいい」


とアドバイスをしてくれるのですが


僕は個人的に、どうしてもこの活動をせずにはいられなかったわけです。




しかし、昨日、



今まで僕がしてきたことよりも



本当にやるべきことは他にあるんじゃないかと思ったのです。



というのも、



僕が今までやってきたことは



クレーマーにクレームをつけている行為なんですよね。




つまり、手段が同じなんです。




報復に報復を重ねても、報復しか生みません。




では、どうすればいいか?



結論からいうと



僕がクレーマーに対して真の意味で復讐を果たすには





● 日本を「称賛の言葉」で満たす





必要があるのではないでしょうか。







たとえばウチの近所のソバ屋にめちゃめちゃ素晴らしい接客をする女性がいます。


でも、その女性に「あなたの接客が素晴らしい」と言う方法が、今のところ見つかっていません。


直接そんなこと言ったら「ナンパか?」って思われます。少なくとも、今の日本にはそのことを自然に口に出せる空気はないと思います。


(だから海外にはチップ制度があるのかもしれませんが)



でも、不思議なことに、ソバ屋の店員にクレームをつけることはできるんです。


水をこぼしたら「ふざけんじゃねえよ」と言うことはできるし、


実際にそう言う人もいるでしょう。



これっておかしくないですか?


いや「こっちはお金を払ってるんだから」と言う人がいるかもしれませんが


その素晴らしい店員が時給で働いていたとしたら、その素晴らしさをお客さんが直接評価してあげるべきではないでしょうか。


そして僕がここで問題にしたいのは、そういう素晴らしい店員に出会ったとき、実は多くの人が「この人素晴らしいな」と思っていることなのです。

過去に、僕が街でクレーマーを止めようとしたとき、次から次へと新たな協力者がやってきてくれることがありました。

震災のときも、非常に多くの人が困っている人を助けたという話を聞きました。


これは僕もすごく実感していることなのですが


世の中の人というのは、多くの人が思っているより「イイ人」なのです。


だから、素晴らしい人に接したとき「この人素晴らしいな」と思っている。


ただ、そのことを口に出すのが照れ臭いのです。そういう称賛の言葉を口にすることができない「空気」があるのです。


そこで、たとえば「伝説の接客」という名前のサイトを立ち上げて


「こんな素晴らしい接客を受けた」「こんな感動的なことがあった」という投稿を受け付け


そのサイトが素晴らしい接客をしてくれた人に感謝状を代筆してもいいかもしれませんし、


この前、たまたまアシスタントの浜と


「過去に出会ったとてつもない接客をする人を自慢して戦う」


という遊びをやったのですが


たとえば「外苑前の蟹屋で『お金を出した瞬間お釣りを出して来た』店員に出会った」と僕が自慢したら浜が「新宿の立ち食い寿司で寿司の皿を神懸かり的に早く数えた店員がいた」と自慢してきて


どっちがすごい店員かをもう一人に決めてもらうという内容なのですが


このバトルをウェブサイト上で展開してもいいかもしれません。(あくまでジャストアイデアですが)



あと、昔ツイッターでも書きましたけど


僕が特に気になっているのは「政治家」です。


「政治家のことは悪く言っていい」という空気が日本を支配していて


著名人でも、聡明な人でも、政治家のことを悪く言います。



でも、悪く言われて伸びる人なんていないんです。



人間というのは、素晴らしいとホメられて、伸びるはずなんです。


ということは、今の日本の政治家の人たちに(仮に)多くの人が言うように問題があるのだとしても、


必ず称賛すべき部分は存在するのですから


そういった称賛の声を引き出すような仕組みを作りたいと思います。



あと、話は変わるんですけど、


昔、雑誌で読んでめちゃくちゃ感動したんですけど


配管工事界にとんでもないカリスマがいるみたいなんですよ。


配管工事っていうのはいわゆる3Kの仕事と言われていて、


そのカリスマも十分そのことを理解していて


その上でたくさんの部下を率いているのですが


彼らの仕事が終わるのがいつも早朝で


道路の下にずっと潜っていて外に出ると


街がいつもとおり動いているのを見て


充実感を覚えるのだそうです。


この記事を読んですごく感動したんですけど、同時にこうも思ったんです。




「もっといるぞ」



と。


いわゆる3Kのように分かりやすいつらい仕事は記事になる。


でも、事務の仕事はどうか、公務員はどうか。


社会が機能するためにすごく大事な職場ですごく頑張っているけど


そのことを誰も知らないような仕事や人が


日本にはたくさんあるのではないか?


そしてその人たちにちゃんと称賛の声が届いていないのではないか?


もし、今の日本を覆っている社会の空気、もしくは他人を称賛しないという日本の文化がそれを阻止しているのだとしたら


変えるべきだと思います。というより、僕は、極めて個人的な理由から、それを変えたいと思うのです。



まだ具体的にどうやって動いていくかは決まっていないのですが


今日からどんどん進めていきたいと思います。


もし何かアドバイスを頂けたりご協力して頂ける方は


このプロジェクト用にメールアカウントを作りましたので


気軽にメールをください。


project2011@mizunooffice.com



今の日本を覆っている「批判」の空気を「絶賛」で飲みこんでやりましょう。







リーマンウ○コショック ~UM山本・後編~





ウケる日記-yamamoto_unko01
山本周嗣
元リーマンブラザーズ証券株式トレーダー。現在は(株)文響社(株)ミズノオフィスの代表を務める。幼稚園の時最初のお漏らしを経験して以来、時間、場所を問わずいたるところでウ○コを拡散し続けている35歳。その潔い漏らしっぷりは有名で、時に「ウ○コマスター」「ブラウンの稲妻」などの異名で呼ばれることもある。最近漏らしたのは2011年、4月。



――今日はお忙しい中ありがとうございます。




ウケる日記-yamamoto_unko01
「どうも」




――ところで早速ですが最近漏らされたときの話をお伺いしてもよろしいですか。



ウケる日記-yamamoto_unko01
「いや、そんなたいしたことじゃないよ。漏らしたっていうよりどちらかというと『おねグソ』の方だから」




――おねグソ?



ウケる日記-yamamoto_unko01
「うん。おねしょってあるでしょ。寝ているときにおしっこしちゃうっていう。あれの大きいバージョン」




――ええ!? そんなものが存在するんですか?



ウケる日記-yamamoto_unko01
「あるある(笑)。だいたいいつも一緒の夢を見てなるんだけどね。すっごい我慢してて、やっとトイレに入れた~って安心してしちゃうんだけど」



――はい。


ウケる日記-yamamoto_unko01
「『あ、やべ。これ夢だ』って気づいて起きるじゃない?するとそんなに大きくないのが2個か3個くらいかな?コロコロって出てきちゃったんだよね」






――な、なるほど。それでは山本さん、そろそろ例の「六本木ヒルズ」で漏らされた話して頂いてもよろしいですか?



ウケる日記-yamamoto_unko01
「ああ、あれね。
当時僕はリーマンブラザーズ証券っていう会社で働いてたんだけど、仕事終わりに六本木ヒルズで、飲み会っていうか合コンみたいなことがあったんだよね」



――なるほど。



ウケる日記-yamamoto_unko01
「それで開始1時間ぐらいしたときかなぁ。来ちゃったわけ」



――来た?何がですか?


ウケる日記-yamamoto_unko01
「いやいや(笑)」






ウケる日記-yamamoto_unko03
僕が「来た」って言ったら便意以外ないでしょう。



――これは失礼しました。
 で、それからどうされたんですか? 




ウケる日記-yamamoto_unko01
「で、すぐにトイレに行ったんだけど使用中でね。しかも、そのときの便意は結構ヤバいやつで。一刻の猶予も許さない感じで。それで俺は女子の方に入ろうと思ったのよ」



――ええ!?


ウケる日記-yamamoto_unko01
「いや、これは僕が前々から提唱してることなんだけども。『漏らすくらいなら女子の方に入れ』ってことなんだよね」



――でも、それって大丈夫なんですか? 犯罪とかにならないんですか?



ウケる日記-yamamoto_unko01
「いや、詳しいことは分からないけどさ。何度も漏らしてきた人間から言わせてもらうとさ、ウ○コを漏らすのって人にすごい迷惑かけるのよ。だったら迷惑かける前に女子の方に入っちゃった方がいいってことなんだよ」



――で、女子の方に入ったんですか?



ウケる日記-yamamoto_unko01
「いや、それがさ。それやったらマズいってことが分かったんだよ。だって今、合コンしてるわけだから。僕がトイレに入ってるところに女の子が来たら、恋なんて生まれようがないでしょう。それで女子トイレにも入れずにずっと待ってたんだけど、全然中に入ってる人が出てこないわけ」



――他のトイレには行かなかったんですか?


ウケる日記-yamamoto_unko01
「うん、それも考えたんだけどね、六本木ヒルズの他のトイレってすごい遠い場所にあるんだよ。で、色々シュミレーションしたんだけど待つことにしたわけ。まあこれは一種の賭けだったよね。ただ自分は株式トレーダーとして日々秒単位の勝負してきたわけだから。この勝負もいけると思ったよね」



――で、どうなったんですか?


ウケる日記-yamamoto_unko01
「待ってる時に、漏れちゃったんだよね」




――勝負に負けたわけですね。



ウケる日記-yamamoto_unko01
完敗だったね。でもさ、そのときの俺は『終わった』って感じじゃないわけ。むしろ『始まった』なんだよな」



――どういうことですか?


ウケる日記-yamamoto_unko01
「うん。つまり、今もまだみんなは合コンしてるわけでしょ。だから会社の同僚がトイレに来るかもしれないわけで。僕がウ○コ漏らしたことバレたらやばいじゃないの」



――皆さんには言ってないわけですか? 自分がそういう人間であることを。



ウケる日記-yamamoto_unko01
「言ってないよ。言えるか、ボケ。会社ではちゃんと社会人としてやってるわけだから。で、一刻も早くトイレに入りたいわけこっちとしては。色々処理しないといけないから。で、『神様!』って祈ってさ」



――祈るの遅くないですか?



ウケる日記-yamamoto_unko01
「いや、僕も35年間生きてきて分かったんだけどさ、結局、人は漏らすんだよね。だから漏らすか漏らさないかが大事なんじゃない。漏らした後、どうするかが大事なんだ。……まあそんな僕の祈りが通じたみたいで、やっと扉が空いて中に入ったのよ。……あ、ここでみんなに言っておきたいのはさウ○コを実際に漏らしてしまった時はね、被害を最小限に抑えるために、技術が必要になってくるわけ」


――技術?


ウケる日記-yamamoto_unko01
「そうそう。とくにやわらかいのが出た時は、歩くとき膝を曲げちゃだめ。ウ○コがズボンに付着するからね。ズボンを軽くつまんで、ロボットのような直立歩行をするのがコツだから」


――あ、ありがとうございます。



ウケる日記-yamamoto_unko01
「それで、その歩行スタイルでトイレの中に入って、ズボンとパンツ脱いで。で、パンツは捨てることにしたんだけど、ズボンにも完全についちゃってるわけ。しかもそれが、めっちゃ臭いんだわ。やっばいくらいに臭いんだわ」


――ウ○コですからね。


ウケる日記-yamamoto_unko01
「そうそう。でね、「もうこれは帰るしかない」と思って」


――え? 合コン中なのに?


ウケる日記-yamamoto_unko01
「そりゃそうでしょう。ウ○コ漏らしてるのに合コン行けないでしょう。それでどうやってトイレから出ようかって悩んだんだけど、そのとき着てたジャンパーをさ、こう、ファッション誌に載ってるみたいな感じで、お洒落に腰に巻くことにしたんだよね」


――なるほど。


ウケる日記-yamamoto_unko03
まあ、世界広しと言えど俺くらいじゃないの? ウ○コ隠すためにジャンパー腰に巻いたのはさ。


――なるほど。



ウケる日記-yamamoto_unko03
いや、確実に俺くらいでしょう。ウ○コ隠すためにジャンパー腰に巻いたのは



――ま、まあ、そうでしょうね。







ウケる日記-yamamoto_unko04
いいかい?






ウケる日記-yamamoto_unko05
俺は、ジャンパーを



ウケる日記-yamamoto_unko06
腰に巻いたんだぜ




ウケる日記-yamamoto_unko07
ウ○コを隠すためにね




――わ、分かりました。もう十分分かりましたから。




ウケる日記-yamamoto_unko01
「分かってくれたらいいんだ。それで、ジャンパーでお尻を隠しながらけやき坂まで走ってさ。タクシー止めて。『タクシーの座席にウ○コつくなー』と思ったけど状況が状況だから、そこはもうタクシーに泣いてもらって。それでタクシーの中からメール打ってさ。『ルームメイトの水野がトラブルに巻き込まれて助けを必要としてるから帰ります』って」




――それ、僕じゃないですか。




ウケる日記-yamamoto_unko01
「そうそう。もうそんときは必死だからさ。具体的な名前出した方が相手も信用するかなと思って。それでなんとか部屋について、ジーパンをトイレで洗ってたんだよね。そしたらちょうど君が帰ってきてさ」



――あ、そうでしたっけ?



ウケる日記-yamamoto_unko01
「覚えてない?」



――覚えてないですね。



ウケる日記-yamamoto_unko01
「俺は覚えてるよ。俺が『ウ○コ漏らしてまった~』って言ったら、君、『また?』って興味無さそうに言って自分の部屋に入って行ったんだよね。あのとき、俺的には結構ショックでさ。その合コン可愛い子結構いたわけなんだけど、ウ○コで台無しにしちゃったわけだからさ。慰めて欲しかった部分もあったわけ。あ、そういえばそのとき履いてたジーパンあるけど見る?」



――いや……まあ、一応お願いします。





ウケる日記
「これなんだけど」


――なるほど。



ウケる日記
「どう?」



――いや、「どう?」と言われましても……。
 ただ……。




ウケる日記
「ただ?」


――こう言ったらなんですけど、なんていうか、合コン行く格好にしては、あまりお洒落じゃないっていうか。


ウケる日記
「……。」


――ウ○コ漏らそうが漏らすまいがあんまり関係なかったんじゃないかっていう……。






ウケる日記



ウケる日記



――え?


ウケる日記



ウケる日記



ウケる日記

――ちょ、ちょっと山本さん!


ウケる日記



ウケる日記


ウケる日記



ウケる日記



ウケる日記


――何してるんですか、山本さん!



ウケる日記
「ウ○コだけど」


――だめですよ、こんなところでしたら!




ウケる日記
「なんで?」



――なんで?って、ここ部屋の中じゃないですか!


ウケる日記
「関係ねえだろ。赤ん坊なんてどこでもウ○コしてるじゃねえか」



――でも、あなた、もう大人でしょう!



ウケる日記
「バカヤロウ!」



――――え?





ウケる日記
「その『大人』って言葉がよぉ、人間の純粋な心を失わせていくんじゃねえのか!?」




――……。



ウケる日記
「俺がリーマンブラザーズに勤めてた頃は、金なんてたくさんあった。どんな贅沢もできた。でも、そういう生活に慣れていくうちに、いつのまにか失っていったんだよ。赤ん坊みたいな純粋な心をな」



――山本さん……。


ウケる日記
「ケイヤ、覚えときな。したい場所でするっていうのは、『やりたいことやる』ってことなんだぜ」






――や、山本さん!





unko_last13.jpg




山本さん―――




ウケる日記



ウケる日記



ウケる日記



ウケる日記







山本周嗣が代表を務める(株)文響社、(株)ミズノオフィスでは人材を募集しています。赤ん坊のような純粋な心を持ちながら仕事をしていきたいと思っている方は

http://www.bunkyosha.com/work/index.html

までアクセスしてください。



※注 今回の記事における「山本周嗣」は水野の手によって若干の演出がされています。今回の記事も山本くんに「こんな感じで書きたいんだけど」とリクエストしたところ「いいね」と即答してくれ、部屋で写真を撮っているときも「もうすこしお尻そっちに向けた方がいい?」などと気遣ってくれたりするような温厚な人間なのでご安心ください。











ウンコマスター・山本 ~前編~



先日、打ち合わせをしているときに

ある人が書いたインターネット上の文章が話題になり

「31歳 ウ○コ で検索したら出てきますよ」

と言われて読んでみたのですが


「31歳にしてう○こをもらしました」
http://www.nakamurahiroki.com/2010/04/31.html

(内容は、広告代理店に勤める方が打ち合わせ前にウ○コをもらしてしまうというお話です)



内容はすごく面白かったのですが

1点すごく引っ掛かることがありまして、

というのも、聞くところによるとこの方はインターネット上で

「ウ○コ漏らしと言えばこの人」的ポジションを築いていらっしゃるようなのですが

正直「ウ○コ漏らし」といえば

ウチの山本くんをおいて他にはあり得ないのです。


山本くんは私の中学時代からの幼馴染ですが、


私が確認しただけでも


過去10回近くウ○コを漏らしており


彼の「漏らし」は人間の域を超えており


「妖怪・ウ○コ漏らし」として認定してしまってもいいくらいなのではないかと思えるほどで


「ウ○コ・マスター」の称号を他人に欲しいままにされている現状を憂慮し


どちらがフェイクでどちらがリアルの「漏らし」なのかを世に問うべく


筆を取らせて頂くことになりました。


私の未熟な筆で山本くんの「漏らし」の凄まじさをどこまでお伝えすることができるか不安ではありますが

精一杯頑張りますのでよろしくお願い致します。







yamamoto_master01.jpg

これは私が楽天でブログを始めるきっかけになった事件でもありますが、「山本くんとウ○コ」この2つのキーワードを語る上でどうしても外すことができないので改めて書かせて頂きたいと思います(本当にあった話です)。






2003年11月。

私は「ウケる技術」という本を出したばかりの頃でまだアルバイトを続けており、

そのアルバイトが朝までの勤務だったので

早朝の6時頃、当時山本くんと一緒に住んでいた恵比寿のマンションに戻りました。

そしていつものように自分の机に座りパソコンの電源を立ち上げたのですが、

なぜか足元に茶色いものが落ちていたのです。

一瞬、何か分からなかったので顔を近づけてみました。

すると、それがとてつもない異臭を放っているのです。


「まさか――これは――」


しかし、こんなところにソレが落ちているなんてことはあり得ない話であり

私の頭の中の理性は


「いや、これは肉の塊か何かが腐っているのだろう」


そう自分に言い聞かせたのですが

ふと視線を漂わせたところ

リビングの中央にある椅子の上に

それはもう一辺の疑問の余地も許さぬ巨大なウ○コが

まさに「ドーン」という擬音が最もふさわしい形でもって存在しているのを発見したのでした。


「一体、何が――」


早朝の寝ぼけ気味だった頭が一瞬で覚醒しました。

そして、できるだけ冷静につとめながら、今この部屋の中で何が起きているのかを把握しようとしました。


まず、最初に私が思ったのは



「この部屋に泥棒が入ったのではないか」



ということでした。

というのも、「泥棒が家の中でウ○コをしていくことがある」という話を聞いたことがあるからです。

これは諸説あるらしいのですが、泥棒たちが運だめしをしているということだったり、緊張するから生理的にしたくなる

ということらしいのですが、とにかくそういう話があるのです。

そこで急いで貯金通帳や貴重品を確かめたのですが

特に盗まれた形跡はありませんでした。


ますます混乱した私は結論を出せないまま部屋の中を注意深く見ていたのですが



「ん……?」



ある場所に目を止めました。

部屋の隅のソファの前にある小さな机の上に

なぜか



●崩れたジェンガ







●残り少なくなったテキーラのボトル



が置いてあったのでした。


つまりは、最初からこの部屋にあったのは




● ジェンガ


● テキーラ


● ウ○コ




なのでした。




「どういうことなんだこれは――」




この3つのキーワードから答えを導き出そうと考え続けた私ですが、

答えの糸口すらつかむことができませんでした。


(と、とりあえず山本くんに知らせないと!)


そう思った私は、山本くんの部屋に向かいました。


扉を勢いよく開けると


山本くんはベッドの上でなぜか



全裸



で横たわっていました。



急いで駆け寄って声をかけると山本くんは




「んあ?」




と顔を上げました。


山本くんはただ寝ていただけだったようでした。


とりあえず私は山本くんに向かって叫びました。



「おい、リビングにウ○コがあるぞ!」




すると山本くんは「へ?」と聞き返してきましたので改めて


「リビングにウ○コがあるんだよ!」


とリピートしましたところ山本くんは「そんなわけねえだろ!」と言って笑い出しました。


見たところ山本くんは相当酔っぱらっているようでした。


こっちはテンパっているのに笑っている山本くんにイラっと来た私は


「とにかく見に来いよ!」と全裸の山本くんを引っ張ってリビングに連れて行きました。


山本くんは椅子の上に置いてある巨大なウ○コを見て言いました。



「これ、ウ○コじゃん!」



私は声を荒げて山本くんに言いました。

「もしかしたら泥棒が入ったのかもしれないから調べてよ!」

すると山本くんはふらふらする足取りでリビングから出ていきました。

そして私はもう一度リビングを探索してみることにしたのです。

しかし、ほとんど間をおかずに



「ああ~!」



山本くんの叫び声が聞こえました。


私は何事だろうと声のする方に向かって急ぎました。


すると山本くんがトイレの中で便器を指差しながら叫んでいたのです。



「ここにもウ○コがあるよ~!」



見ると確かに便器からはみ出た状態の茶色の物体がそこにもあるのでした。


(どうしてトイレにまで――?)


謎はますます深まるばかりで、私はトイレにこびりついたウ○コを見ながら呆然としていたのですが


しばらくするとまた山本くんの



「ああ~!」



という声が聞こえてきました。


今度は山本くんは、自分の部屋の中にいました。


山本くんはベッドを指差して言いました。




「ここにもあるよ~!」




見ると山本くんのベッドの一部が茶色くなっているのでした。



(まさか――)




私は衝撃で気絶しそうになりながら山本くんに向かって言いました




「後ろ、向いてみて――」




すると山本くんは「はい」と素直に後ろを向きました。




すると、そこには――割れ目から茶色の物体をのぞかせている、山本くんのお尻があったのでした。






――なぜ、山本くんが自宅の各所でウ○コをして回ったのか。


真相は今だ闇に包まれたままです。


山本くんが記憶しているのは


「女の子と家で飲もうということになって2人で部屋に来た」


というところまでなのです。


だから、ここからは私の推測でしかないのですが


山本くんは女の子を部屋に連れてきたあと


その子とHなことがしたくなり


しかし、自分の力量ではHなことをすることができないと判断し


お酒の力に頼ることにしました。


そこで山本くんは女の子にこんな提案をしたのではないかと思うのです。



「ジェンガをやって負けた方がテキーラを飲もう」



そして、山本くんは、初回に負けました。


山本くんはテキーラを飲み干し


「もう1回!」と勝負を挑んだ。


しかし、テキーラを飲んでまともに戦えるほど「ジェンガ」は甘いゲームではありません。


というか、この時点で完全に山本くんの戦略ミスなのですが


彼は女の子を目の前にして、


朦朧とする頭で


ジェンガに向かって手を伸ばし続け


そしてジェンガを崩し続け


テキーラを飲み続けました。


結果、悪酔いした山本くんが変な絡み方をしてきたので、女の子は「帰る」と言い出したのだと思います。



その女の子を引きとめようとしたのですが、女の子は説得に応じなかったのでしょう。


山本くんは最後の手段としてこう言ったのです。



「君が帰るっていうなら、ここにウ○コするよ!」



これを読んでいらっしゃる皆さんは「そんなバカな」とお思いのことでしょうが


山本くんは私とケンカになったときに


「お前それ以上言うと、ここでウ○コするぞ!」

「お前のパソコンの上でウ○コしたるからな!」

「どこでウ○コされたら一番つらい?」


そんな脅迫のセリフを幾度となく口にしており


というか、ケンカの終盤になると山本くんは必ずそのセリフを吐くので


ほとんど山本くんの「決め台詞」になっているのですが


きっと、その時もその台詞を口走ったのでしょう。


もしかしたら、悪酔いしていた山本くんはその場でズボンを降ろしたのかもしれません。


しかし、そんな山本くんを見てドン引きした女の子は、そのまま部屋を出ていってしまった。


本来であれば、部屋に一人残された山本くんはズボンを上げねばならないところなのですが


山本くんのおしりは異常にゆるいので


そこでウ○コがドバドバと出てきてしまった。


山本くんは慌ててトイレに向かい再びウ○コをしたのですが、


ウ○コを拭き忘れて眠ってしまったのだと思います。



信じられない話ではありますが、

14歳の頃からずっと山本くんを見続け、山本くんのことを親以上に知っている私の推測は

監視カメラ以上の力があると思って頂いて間違いありません。



皆さん、これが山本くんなのです。



これが、山本周嗣(リアル・ウ○コマスター)の実力なのです。






山本くんは、


部屋に拡散されたウ○コを掃除しながら、笑ってつぶやきました。





「まあ、俺からしたら地球はトイレみたいなものだからさ」






(後編に続く)





かわいそうなチャッピー



先日、よこはま動物園のズーラシアに行ってきたんですけど、

動物園や水族館が大好きで相当な数の動物たちを見てきた僕が

まさかこれほどの衝撃を受ける動物に出会うとは思いませんでした。

その動物とは




kawauso01.jpg
カワウソです。






……いやこんなことを書くと

「おいおい水野、お得意の動物好きアピールか?」

なんて邪推する人も大勢いると思いますけど

もうね、今回はそう思ってくれてもいいですわ。

この日記は動物好きをアピールして女性に気に入られたい水野の魂胆ってことでいいですわ。

ただ、僕のことはどんな色眼鏡で見てくれてもいい。

あいつの――カワウソのことだけは、


曇りなき眼(まなこ)で見ていただきたいのです。




というわけで、今からカワウソの素晴らしさをカワウソの足元にも及ばないお前たちに教えていきたいんだけど

まず、カワウソのすごいところは水陸両用なのね。


陸を軽快に走りまわったかと思ったら水に飛び込んでサクサク泳ぎます。


しかもその泳ぎが、めちゃくちゃ上手いんですよ。



「スイスイ」



を辞書で引いたら



「カワウソの泳ぐさま」



って出てきてもおかしくないくらい、やつの泳ぎは半端ないんですよ。



しかも、前足を使って泳ぐだけかと思ったら



突然壁をよじ登って背面飛び込みして、そのままバサロで川底まで行きますからね。








お前は鈴木大地かと。







しかも、



その後、カワウソが川底で落ちている石を拾ったんです。


そして、その石を手に持ったまま泳いでるんです。



「あれれ? なんで石を拾ったのかな? もしかしてラッコみたいに貝を割るために?」




そんなことを考えながら、近くにあったカワウソの行動に関する説明を読んだところ


カワウソが石を持つ理由は









ただ遊んでいるだけ








だってさ!




もう! カワウソったら!





カワイイ!




カワイイイイイン!




カワイイイイイイイイイイイイイイイインンンンンンンン!




キャワイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイインンンンンンン!!!!!







……まあそんなこんなで40分くらいカワウソに釘付けでしたね。


夏休みですから後からどんどん小学生が来るんだけど水槽の前のアリーナ席は一切譲りませんでしたから。

あいつらにカワウソの魅力が分かるはずもないからね。

ああいうミーハーなガキどもにはね、レッサーパンダとか分かりやすいやつ見せとけばいいんですよ。



というわけで、カワウソとの衝撃的な出会いを果たした僕なのですが


悲しいかな、


こんなに魅力的なカワウソが日本でメジャーになる気がまるでしないんですよ。


ていうか、






カワウソて。






いくらなんでもネーミング悪すぎだわ。


小学生のとき昆虫図鑑で「○○モドキ」という名前の虫がいましたが

完全に普通の昆虫の下に見てましたからね。

「こいつは偽物かい」と。

そしてカワウソの「ウソ」にも、この「モドキ」と同じような印象を受けてしまうんですよ。

でも、べつにモドキの名前がついてる虫たちもモドいてるわけじゃないですから。

その虫をみつけたやつが勝手に「こいつモドいとるな」と思っただけなんですよね。


ちなみに「カワウソ」の語源を調べてみたのですがこれがまたひどい。

カワウソは河童のモデルとも言われていて

「川」に住む「恐」ろしいもの、から「かわおそ」→「カワウソ」になったらしいのです。


さらにカワウソには色々な呼ばれ方があって




カワヲソ

オソ

ウソ

カワブソ

ホードラ

エンコウ

エンコ

カニクイ

ガッパ






……一個も可愛いのねえ!





もう、調べれば調べるほど、この名前を付けた人間の安易さに憤りを感じてきまして


その怒りはいつしか「カワウソを救いたい」という使命感に変わり、


気づいたときには


僕は筆を走らせていました。












拝啓

よこはま動物園ズーラシア園長 村田浩一様


突然のお手紙失礼致します。私、水野敬也と申します。

私は過去に「夢をかなえるゾウ」という本を書きましたが、タイトルに「ゾウ」とありますように大の動物好きでございまして、文筆業を副業としながら日本各地の動物を見て回り「カワイイ!」と連呼することを本業としている者です。

そんな私ですが、これはもう私の完全な落ち度なのですが

かの御高名な「よこはま動物園ズーラシア」様を訪れる機会を逸しており

先日、ナイトズーラシアに初めてお邪魔させていただきました。

そして私は、過去培ってきた動物観を完全に変えてしまう存在――そう、「ユーラシアカワウソ」に出会ったのです。

御・動物園のユーラシアカワウソは愛くるしいルックスに加え、走って良し、泳いで良しのまさに三拍子揃った完璧な動物であり、

従来の動物園の看板役者である、パンダ、コアラ、カピバラ、シロクマたちに勝るとも劣らぬポテンシャルを秘めていると確信しました。

ただ、悲しいかな、カワウソという名前は日本人に知られてはいても


「可愛い動物の代名詞」


としてはまだまだ程遠いのが現状です。


その点に関して私が分析をした結果、カワウソが有名になりきれない理由は



「カワウソ」という名前が可愛くないというただ一点



という結論に至りました。



もしカワウソの正式名称が違う名前だったとしたら――。




カワウソの名前がもし「チャッピー」だったりしたら――。






きっとそのとき日本の動物園界は




上野動物園の「パンダ」


旭山動物園の「シロクマ」


横浜ズーラシアの「チャッピー」




この三強を中心とした集客戦国時代へと突入することになるでしょう。




まさにこれこそが私が村田様にご提案したい「天下三分の計」なのです。




村田様、私をあなたの諸葛亮孔明にしてみませんか。



そして、私と一緒にズーラシアを日本一の、いや世界一の動物園にしようではありませんか!



ぜひ、「三顧の礼」をお待ちしています。



敬具












toukan01.jpg
待ってろよ、チャッピー! 俺が必ずお前をメジャーに……!





そのときでした。

どこからともなく僕の耳に可愛らしい声が響いてきたのです。









kawauso02.jpg
水野くん、僕は有名にならなくても大丈夫だよ。僕は、君の中で輝いていられれば、それでいいんだ。





toukan01.jpg
チャ、チャッピー……!







kawauso02.jpg
そんなことより、水野くん。こんなことをしてていいのかい? 君にはもっと他にやることがあるんじゃないのかい?






toukan01.jpg
い、いいんだよ、あんなやつらのことは!何を書いても「夢をかなえるゾウよりつまらない」としかレビューできないような連中さ! 俺はもうあんなやつらのために文章は書きたくない。俺は、お前のために、お前のためだけに書きたいんだよ!




kawauso02.jpg
だめだよ水野くん、そんなことを言ったら。世の中にはね、アマゾンやツイッターで意見を言うことがなくても、君のことを愛してくれている人たちがいっぱいいるんだよ。






toukan01.jpg
…………。





kawauso02.jpg
さあ、水野くん。事務所に戻るんだ。もうすぐ原稿の締切りの時間じゃないか。君は原稿を書くのが嫌になってブログを書き、手紙まで書いてしまった。でも、今、君が本当にすべきなのは、本を書くことなんだよ。君は本を書く。僕はズーラシアで泳ぐ。そうやって頑張っていけば、少しづつかもしれないけど、今の苦しんでいる日本を、きっと救うことができるはずだよ。




toukan01.jpg
……分かったよチャッピー。俺、書く。本を書くよ!





そして僕は手紙を投函するのをやめ、どしゃぶりの雨の中を事務所まで全速力で走りました。


もっと本を書こう。


もっと素晴らしい本を。


ズーラシアで頑張るチャッピーのために――。








2012年春、
「夢をかなえるゾウ」「四つ話のクローバー」に続く、水野敬也三部作・最終章発売決定!!!





「かわいそうなチャッピー」上・中・下





発売:文響社
定価:上巻 1500円
   中巻 2300円
   下巻 4800円







水野敬也の挑戦状



先日、大学の同期たちと会う機会があったのですが、

テレビ局で働いている人たちの中で制作プロデューサーになっている人が何人かいて

彼らが


「今、どの番組やってるの?」


みたいな話をしてたので横でふんふんと聞いていたわけです。


それで彼らが担当する有名な番組もたくさんあって「すごいねえ」とか言ってたんですけど


その中の一人がこんなことを言い出したんですよ。




「でも水野も番組やってるじゃん。アトリエごはん」




※ちなみに、アトリエごはんというのは月曜日から金曜日まで19:30から事務所の食事風景をただ延々とユーストリーム配信しているだけの、番組と呼べるレベルでもない放送です





それで、そのプロデューサーがさらにこう言ったんです。






「ところで、あの番組、数字どれくらいなの?」






僕は正直に答えました。








40人くらいかな」







そしたら、そいつらが「少な」とか言ってきたんで、僕も引くに引けなくなって








「まあでもゴールデンタイムだから、ウチは」





「『帯』でやると、緊張感が違うよね」





「俺としても初の冠番組だから、できるだけ長く続けたいのよ」







とか言ってみたんですけど、完全に失笑されてるんですよ。






で、その場はそのままやり過ごしたんですけど、





事務所に戻ったら、なんか腹立って来ましてね。







地上波だかキー局だか知らんけど。





一流企業という名の温室でぬくぬくとした生活をしとる飼い犬どもが何を調子に乗っとんだと。




こっちはね、22歳の頃から、明日生きていけるかも分からない状況の中で一日中アイデアを磨き続けてきてるんですよ。




いわば野生の虎ですよ。




僕からしたらね、




テレビ局の連中が何人束になろうともね、





宮本武蔵に対する吉岡道場の門下生でしかないわけですよ。






あんな連中は赤子の手をひねるように斬り捨てられるわけですよ。





というわけで、




来週月曜日8月29日19時30分「水野敬也のアトリエご飯」では




すべての地上波の視聴率を完全に上回るレベルの食事番組を配信することなりました。




この8・29以降、テレビ局に勤める人たちは完全にオマンマ食い上げになってしまうわけですけど、恨まないでくださいね。



これ、僕の責任じゃないですから




眠れる獅子を起こしたあんたたちが悪いんだからさ。






「水野敬也のアトリエごはん」

http://bit.ly/pkFOU9

(うまく飛べない人はこちらへ↓)
http://www.ustream.tv/channel/%E6%B0%B4%E9%87%8E%E6%95%AC%E4%B9%9F%E3%81%AE%E3%82%A2%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%81%94%E3%81%AF%E3%82%93

【8月29日19:30~の配信をご覧ください】








ジャー水野



先日、事務所でみんなでご飯を食べているときに交わされた会話です。
(アシA、Bはアシスタントです)




水野  「そういえばさ、どうしてサッカーのカズってキング・カズって呼ばれてるの?」




アシA 「たぶん、スポーツ番組か何かが言い始めたことだと思いますよ」




水野  「でもあれはおいしいよなぁ。あだ名でキングって冠ついたらキングっていう雰囲気になるもんな」



アシA 「そうですね」



水野  「俺が『キング・ミズノ』って呼ばれるにはどうしたらいいかね」




アシB 「キング・ミズノは難しいんじゃないですか」




水野  「なんで?」




アシB 「語呂が悪いじゃないですか」




水野  「まあ確かにこういうのは語呂って大事だよな。じゃあ語呂が良いやつだとどういうのかな?」




アシA 「『足軽・水野』とかですかね?」




水野  「……どゆこと?」




アシA 「いや、すみません。なんとなく思いついてしまって」




アシB 「語呂は良いよね」




アシA 「キャラ的にもしっくりきますしね」




水野  「それ聞き捨てならないんだけど」




アシA 「でもあだ名ってキャラ的なものも重要ですし」




アシB 「確かに」




水野  「……もうキングはいいや。他のパターンないの?」




アシB 「清原は『番長』とか呼ばれてますね」




水野  「お、番長いいね。番長いいじゃないの。番長・水野はどう?」




アシA 「パシリ水野」



水野  「おい……」




アシA 「アンパン水野」




アシB 「アンパン水野、あとコーヒー牛乳」





水野  「カミカゼ水野」






アシA 「ほふく前進水野」





アシB 「裸足の水野」






水野  「お前、そんなこと言ってると訴えられるぞ」






アシA 「被告人水野」




アシB 「被告人水野、前へ」





水野  「……」




アシA 「気に入りませんか」





水野  「当たり前だろ」




アシA 「じゃあ……」



水野  「じゃあじゃなくて、もうあだ名はいいわ」




アシA 「あ、ジャー水野どうすか?」




水野  「なんだよそれ」




アシA 「炊飯器ってことですよ」




水野  「いや、だから炊飯器・水野はおかしいだろ」





アシA 「違いますよ水野さん。僕たちが米なんです」





水野  「え?」




アシA 「固いお米が水野という名の炊飯器に入ることによって最高の実力が引きだされ、多くの人を喜ばせられるお米に変わる。そういう意味を込めての『ジャー水野』です」





水野  「なるほど……」





アシB 「語呂もいいですよ」





水野  「確かに」





アシA 「ジャー水野で行きましょう」





水野  「ジャー水野か……」





アシB 「ジャー水野さん」





水野  「はい」





アシA 「ジャー水野!」




水野  「はい!」




アシA 「いいじゃないですか」




水野  「あ、でも……」





アシA 「どうしました?」





水野  「キング・カズ。ジャー・ミズノ。……なんか負けてないか?」





アシA 「何言ってんですか。全然負けてないですよ」





アシB 「圧勝です」




 
水野  「そうか?」




アシA 「そうですよ。だって、キングにご飯炊けますか?」




水野  「炊けないな」




アシB 「キングには『おかゆ機能』もついてないんですよ。風邪ひいたら一発アウトです」





水野  「だな」




アシA 「ジャー水野はジャニー喜多川にも似てますし




水野  「なるほど」




アシA 「ジャー水野で行きましょうよ」





水野  「そうだな。ジャー水野が正解だな」




アシA 「名前、見つかって良かったですね」




水野  「まあ、途中色々あったけど、ありがとな」




アシA 「いえいえ。僕たち、水野さんの――いや、ジャー水野さんのアシスタントですから。当然のことをしたまでです」




水野  「そう言ってもらえるとうれしいよ。これからも頑張って行こうな」




アシAB「はい。よろしくお願いします」




アシA 「あ、ところで早速なんですけど、ジャー水野さん、おかわりいいですか?(茶碗を差し出しながら)」











自分フロンティア



最近、ちょっと興味があって「浄土宗」について調べていたのですが


浄土宗というのは、ざっくり言うと「阿弥陀如来」が作った「浄土」という場所に「生まれ変わる」ことを目的としているみたいです。


ただ、こういう話を聞いても現代人にとっては「阿弥陀如来? は?」みたいになってしまうと思うのですが


僕が興味を持ったのは、


どうして鎌倉時代の人たちは、これほどまでに阿弥陀如来と浄土の存在を


強く信じることができたのだろうかということです。



で、これはもう完全に個人的な見解なのですが、



その理由は



当時、海外旅行が無かったからではないでしょうか。



海外なんてどんな場所か分らない。情報もほとんどない。


でも、どうやら中国とかインドとかいう場所があるらしく、


そこからたまに見たこともないようなお皿とかが送られてくる。


そのお皿は「こんなのどうやったら作れるの? 人間技じゃねぇよ」みたいな模様のお皿。


――そんな状態だったなら



「浄土」という場所がこの世界のどこかにあってもおかしくはないと思えるかもしれません。




つまりは「期待」です。



昔の人は、分からないことが多かったので、「期待」できる領域も大きかったと思います。




でも、交通や通信がどんどん発達して、



地球上で起きていることはたいがい分かるようになってしまいました。



だからこそ、まだ謎の多い「宇宙」に「期待」したりするわけですが、



分かりすぎたことによる「閉塞感」が、今の世の中に蔓延しているような気がします。



小学生の時に感じてた


「大人になったらどうなるんだろう?」


みたいなワクワク感が


どんどん世界から失われていっているような気がするのです。



たとえば、最近で言えば、GoogleとかiPhoneなどのIT関連の物が「新しい物」とされていますが



そこには、「小さく」なったり「早く」なったりという変化はあるのですが



そこで伝えられる「世界そのもの」は昔から変化していません。




未開拓地の不在。



それが、世界がどんどんつまらなくなっている原因だと思います。








では、



僕たちは、未開拓地(フロンティア)を


宇宙か、


もしくは、誰も行ったことのない深海などに求めるしかないのでしょうか?





僕は、多くの人にとって、




まだ開拓されていない、フロンティアが一つだけあると思います。





それは――「自分」です。





これからのフロンティアは




自分の「外側」ではなく「内側」に探し求めるべきだと思うのです。






たとえば、幼い頃からずっと「納豆」が嫌いだったとします。





すると「納豆」を食べてないわけですから、





この「納豆」がフロンティアになり得ます。





もし納豆を何十年ぶりかに食べて




「え? 納豆ってこんなにうまいものだったの?」



となれば、そこからは








納豆ごはん 
納豆茶づけ 
納豆チャーハン 
納豆カレー 
納豆寿司 
納豆トースト 
納豆ドッグ 
納豆タコス 
納豆ホットサンド 
納豆ラーメン 
冷やし納豆そば 
納豆そうめん 
たらこ納豆スパゲティ 
納豆やきそば 
納豆うどん(温) 
納豆うどん(冷) 
冷やし納豆うどん 
アンチョビと納豆スパ 
きんちゃく納豆 
納豆サラダ 
納豆腐ハンバーグ 
納豆スープ 
納豆汁 
トマトの麻婆納豆がけ
五色納豆
いかの納豆あえ
納豆のネバネバ炒め
おろし納豆
オクラと納豆のネバネバサラダ
いわしの納豆あえ
鶏ささ身納豆
玉ねぎの納豆あえ
ほうれん草と納豆の炒めもの
チンゲン菜の納豆漬け
ちくわ納豆
オクラと納豆のピリ辛ごま風味
ねぎと納豆のだし巻き卵
納豆オムレツ
納豆とみょうが・青じその冷やし汁
ネバネバトリオ雑煮
納豆チゲ
納豆とひき肉のパラパラ炒め丼
納豆チャーハン
カリカリじゃこの納豆チャーハン
納豆玄米チャーハン
えのき納豆かけ押麦ご飯
洋風納豆丼
鮭納豆のとろとろそば
わかめと納豆の辛味冷やしめん
おろし納豆そば
納豆のチヂミ
油揚げの納豆ピザ
納豆のいなり焼き
納豆和風たこ焼き
納豆キムチ海鮮風味お好み焼き
モロヘイヤと納豆のネバ胡麻和え
納豆のおやき
納豆シラス丼並なご飯
納豆コロッケ
きゃべつ納豆
納豆ピザトースト
梅きゅうり納豆
トマトきゅうり納豆
納豆のカリカリチーズ焼き
メカブ納豆
納豆たまご味噌
ニラ玉納豆
アボガド納豆サクサク焼き
ねぎ塩山椒納豆
味噌納豆炒り卵
納豆の洋風袋焼き
納豆ねぎ焼き
納豆ビビンバ
納豆お焼き
納豆かき揚げ
ジャガイモにら納豆炒め
納豆おろしきしめん
酢飯納豆丼
なめたけ納豆
野沢菜納豆
大葉にんにく醤油納豆
ネギ納豆サンド
豆腐の納豆ソースかけ
納豆と鯵のなめろう
納豆の天ぷら
ベーコン納豆チャーハン
納豆のオーブン焼き
もやし納豆
ごま油納豆
キムチ納豆餃子
トマト納豆そうめん
納豆サラダ
納豆のおやき
納豆まぐろ丼ぶり
もやしと納豆の簡単炒め
納豆そぼろあんやっこ
納豆豚キムチ
納豆とブロッコリーのサラダ
揚げ納豆田楽
納豆ジャージャー麺
アーモンド納豆
ゴーヤ納豆
カリカリ納豆奴
なめたけ納豆
焦がし納豆梅チャーハン
納豆生姜チャーハン
ひき肉納豆
なめこと納豆かけ豆腐
納豆と長いものきんちゃく
玉ねぎ納豆
納豆の落とし焼き
天かす納豆
キムチマヨ納豆
納豆キャベツ
ネギ納豆のあんかけ玉子焼き
納豆チーズ餃子
納豆のワンタン包み焼き
納豆すいとん
納豆春巻き
納豆炒め
納豆チャンプルー
納豆乳うどん
納豆オニオングラタンスープ
ツナ梅納豆
納豆と山芋のゆかり和え
納豆マヨたまごはん
納豆まぜご飯
厚揚げ納豆
豆腐納豆ハンバーグ
ニラツナ納豆
イカ納豆
小松菜納豆
なすと納豆のあまから肉みそ
福神漬け納豆
おろし納豆もち
納豆大根おろし乗せ
ズッキーニ納豆乗せ
れんこんの納豆はさみ



etc……という、膨大なフロンティアが広がっているのです。





「なんか最近面白いことねぇなー」



と思っている人は




ぜひ、自分がこれまで否定したり、嫌ったりしてきた未開拓地に足を踏み出してみてください。




世界はきっと、もっと面白くなると思います。















テンガ事件



日々、生きておりますと



ある瞬間、脳内でドラゴンクエストの



テレレレッテッテレー♪



というレベルアップ音が再生されることがあります。


つまりは、



「自分の人間としてのレベルが上がった」



という合図なのですが、



今から3年ほど前に「テレレレッテッテレー♪」が鳴った瞬間がありました。



そのときは、ホテルでビュッフェの朝食を食べていたのですが


(自分みたいなもんがビュッフェとかすみません)




持ってきたりんごジュースの中に、小さい虫が浮いていたのですね。



で、最初は「うわー、腹立つわー」と思ったのですが



その瞬間、



「テレレレッテッテレー♪」



が聞こえてきたわけです。



どういうことかと言いますと、僕はこのとき




「この虫、まだ息があるんじゃないか?」




と思ったのです。




これまで30年以上生きてきて



自分の飲み物の上に虫が浮いていることは数え切れないくらいありましたが


「ふざけんなよ」とイラだったことはあっても


「この虫、大丈夫か?」と虫の安否を心配することは、たったの一度もありませんでした。


でも、このとき、


僕は生まれて虫の立場に立つことができたのであり、



つまりは、初めて自分の欲望よりも、虫の欲望を優先できたのであり、


その様子をブッダが見ていたのだとしたら


「彼は、どんどん私に近づいてくるなあ」


と感心していたと思います。



それで僕は、りんごジュースの中から虫を取り出して



タンカに見たてた紙ナプキンの上にそっと置いてみたわけです。



全身りんごジュースだらけになって身動きとれなくなっていた虫ですが



しばらくすると、ピクッと足を動かしました。



「ま、まだ息がある……っ!」



興奮して見ていると、虫は体をゆすりながらりんごジュースを跳ね飛ばし



そして空に向かって飛び立っていったのです。



去り際に空から



「水野さん、ありがとう」



という虫の声が聞こえた気がしました。







――さて、




あれから3年の月日が経った、昨日、





再び





テレレレッテッテレー♪





というレベルアップ音が脳内で再生されたのです。





自宅の近くの薬局をうろついていたところ




とんでもないものが売っていました。




それは




「テンガ」



でした。



「テンガ(TENGA)」というのはご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが




男性が使う1人H用の道具です。




そんないかがわしいものが、




普通に薬局に売っていたのです。



「どこまで進出してきとるんだ」



と空いた口が塞がらなかったですが




正直、買ったことも無ければ使ったこともないので(ホントです)




一応、なんていうか、



クリエーターとしての? インプットってやつですか?




ま、使い方としては、アウトプットがメインなわけですけど




とりあえず、買うべきだと思ったわけです。




ただ、





実際、行動に移そうとするとめちゃくちゃハードル高いわけですよ。





いや、これがいかがわしいグッズばかりを扱った店だったら大丈夫なわけです。




周囲にいる人たちもそういう物を求めて来ている人たちですから




まあ、そういうグッズを買っても「まあそうだよね」みたいなことになるじゃないですか。




でもここは薬局なわけです。



しかも、どちらかというと薬局ではなくてドラッグストアなんです。



北川景子とかのポスターが表にでかでかと飾ってあるような店なんですよ。




そんな店で一人H用の道具を買うっていうのは、




過去に幾度となくそれ系のブツを購入してきた僕にとっても




最大の難関と呼べる状況にありました。





「どうすればいいんだろう……」




そう頭を抱え始めた、その瞬間の出来事でした。






テレレレッテッテレー♪






脳内で、あの、レベルアップ音が再生されたのです。






僕はこのとき、こんなことを考えたのでした。







「自分ほどの上級者ですらテンガを買うのがこんなに恥ずかしいんだったら、他の人はもっと恥ずかしいのではないか?」





つまり、僕は、ここで、自分のためだけに1個を購入するのではなく、





「友人やアシスタントたちの分も購入してはどうか?」




と考えたのです。





1つ買うのでも恥ずかしいのに、「これを大量に買ったらどうなるか?」という逆転の発想。



これは、他の人に対する愛、決定的な愛がなければ生まれません。




しかも、この発想の素晴らしさはそれだけに留まりませんでした。




もしテンガを1つだけ買ったとしたら



それはもう誰の目から見ても



「あ、こいつ、部屋でシコシコするんだな」



となりますが、




もし、大量購入した場合




そもそも、そんなものを1人で大量購入するというのは普通ではあり得ませんから



周囲から見ると




「会社のイベントで使うんじゃないか」とか



「商品をリサーチするために買うんじゃないか」という




「業務感」が出てくるので




恥ずかしさが半減するのではないかと考えました。




正直、この発想には自分でもシビレました。





自分はもうそろそろブッダ(目覚めた者)を名乗る時期に来てるんじゃないかと思いました。






こうして興奮した僕は、入口のカゴを持って来て





テンガを6個入れて意気揚々とレジに向かったんですけど、













これが死ぬほど恥ずかしかったんですよ。











いや、





これよくよく考えたら当たり前の話だったんですけど






6個もテンガをレジの前に置いたら





まず、単純に目立つんですよ。





隣のレジの店員とかも、そのレジに並んでいる客とかも




チラチラこっち見てくるわけです。





冷静に考えたら確実に予想できた事態を、自分の発想に酔い過ぎて完全に見落としていたんです。




しかも、僕のレジの店員が気を利かしてきたのか知らんけど




普通のビニール袋にさっさとテンガを全部突っ込めばいいのに、




「他人に見られるのを防ぐために気を使ってますよ」的な茶色の紙袋みたいなのを取り出してきて




テンガをその紙袋に入れようとするのですが





それがちっさい紙袋で




1個づつしか入らないわけです。





で、いちいちその紙袋をセロハンテープとかでとめやがるんですよ。




それで6個の紙袋を作られる間、ずっと





「ああ、もう、そのテープいらんから!」





と地団駄を踏み続けることになりました。






で、作った紙袋6個を、結局大きな1個のビニール袋に入れられて
(しかも、そのビニール袋、結構濃い黄色だったし!)





それ持って薬局を出るころには





精神も体も憔悴しきっていました。






そして僕は、




ふらふらとした足取りで




自宅に向かって歩き出したのですが、






その道のりで、ふと、こんなことを思ったのです。






3年前に、りんごジュースから救出したあの小さい虫は、




僕のテーブルから飛び去った後どうなったんだろう……。




もしかしたら、あの虫は、




そのまま他の客のテーブルの上にあるりんごジュースの中にダイブしたのではないだろうか――。




つまりは、




テレレレッテッテレー♪




は、僕の単なる幻聴で





僕が人間として成長した瞬間など存在していなくて――。







なぜなら、







そもそも友人やアシスタントたちに配るために大量購入したはずのテンガなのに








すでに、6回分のオカズを考え始めている僕がいるのだから―――。














SATC臭



昨日、女性雑誌の取材で



「ウチの雑誌の読者(20代後半から30代の女性)に対して思うことがありますか?」



と質問されたときに




「あ!」




と思いついたことがあり、興奮してしゃべったのですが、



間違いなく使われない内容なのでここに書かせて頂きたいのですが、





僕が思ったのは





20代後半~30代の女性の中で





「あ、この女、絶対男にモテんわ」





と、一瞬で判断できるような「特定の雰囲気」を持った女性がいるということなのです。




しかも、その女性たちというのは、



ブスとか、汚いとかそういうのではなくて、



むしろ外見に気を使っていたりする人たちなのです。




でも、絶対、男にモテていないはずなのです。





極端な話、




その「特定の雰囲気」を持つ女性は外見を見ないでも分かる時すらあります。




昔、僕の後ろを2人組の女性が歩いていて、



彼女たちの会話が聞こえてきたことがあったのですが、





「あ、この女の人たち、例の(男に絶対モテない雰囲気の)女じゃないか?」




と思い、振り返ってみたのですが、



もう完全に予想通りの人たちだったんですよね。



この時は「声のトーン」で分かったんです。




声が少し大きくて、



「何かを責めるような、攻撃するようなトーン」



なんですよ。





で、笑い声も、ちょっと大きい。



そして、笑い方が、ちょっと下品なんです。






で、この「特定の雰囲気」を言い表すなら



それは









セックス・アンド・ザ・シティ臭(SATC臭)






ということになると思います。





映画化もされた海外の女性向け人気ドラマ



セックス・アンド・ザ・シティですが



忘れもしない、



僕とこのドラマの出会いは、




当時仲の良かった女の子から





「死ぬほど面白いから見て」





と言われてツタヤで一気に3本くらい借りて見たのですが




これが死ぬほどつまらなかったのですね。




死ぬほどつまらないというか、




単純に「気持ち悪かった」んですよ。




ただ、「どうして僕はこのドラマを気持ち悪いと思うんだろう?」という興味が沸いてきて




「本当に気持ち悪いなあ」と思いながらドラマも映画も見たんですけど、






あのドラマに出てくる4人組が実際にいたとしたら




全員、確実に男にモテないんですよね。





特に一番モテなそうなのは、




主人公の、ちょっと名前が思い出せないのですが、




あの、馬面の女性ですね。



で、あの馬面と同じ空気を持った人が




今、20代後半~30女性に非常に多くて




そのオーラをまとった時点でもう、確実に男から口説かれなくなっていくんです。





これはあくまで雰囲気とかオーラの問題なので



具体的に言うのが難しいのですが、



あえて、この


「SATC臭」


を具体的な言葉で表現するとしたら





● 声が優しくない


先ほども言いましたが、口調がハキハキしていて、
責めるような感じなのです。

声も少し大きいです。




● 服とメイクの色が濃い


これはも表現するのが難しいのですが

みんなが思い描くような、ステレオタイプの「厚化粧」とか「派手な服」というわけではなくて

女性誌に掲載されてそうなお洒落の範疇のファッションではあるのですが

ただ、色が濃いんですよ。

なんというか、ハッキリしてるんですよね。

あと、

彼女たちはかなり高級なブランドのバッグなどを持っている場合が多いです。
(たとえばヴィトンのバッグを持っているとしても、特に値段が高いやつ、とかです)





● 自虐ネタを使う


SATC臭を放つ女子会の人たちの会話を聞くと

「マジ、最近セックスしてなくて」的な、

自分をおとしめるような発言をよくしていて、

それがSATC臭を芳醇な香りにしています。






それで僕は、


ずっと前から



「どうして女性はSATC臭を放つようになるのか?」



ということを考えてきたのですが、




これは僕の勝手な推測なのですが、やはり




「女性の、老いに対する不安」




が根源にあるような気がします。





たとえば「服の色が濃くなる」というのは




「小娘たちに優越する」



という目的があるような気がするのです。


(女性のファッションに詳しくないので分からないのですが)


彼女たちの「濃い服」というのは、



たぶん、若い女性たちからなかなか手が届かないブランド品だったりするのではないでしょうか?



あと、濃い色、というのは、ある種の攻撃性を持っていると思うので



若い女性を無意識のうちに「威嚇」しているのではないかと思います。




声のトーンなども、



男性が「可愛らしい」と考える声(これを女性は男性に媚びる、と表現しますが)


の若い女性たちに対するある種の否定が


彼女たちの口調を「強く」て「責める」ように変えていっているのかもしれません。



そして「自虐ネタの多用」は、「安心」です。



自分が老いていくことに対する不安を他の女性と共有することで安心する。



これもまた、老いに対する不安の裏返しと言えるでしょう。






そして、




こういう女性が男性にモテないのは、考えてみれば当たり前のことで、




彼女たちが気にしているのは



自分の中にある老いへの不安であり、



若い同性との関係性であり、




つまりは、「女のことしか見てない」からです。




男が欲しいと言いながら、男に対して興味のベクトルが向いてないのです。




そもそも、すべての男性はマザコンなので




年齢が高くなった女性はモテなくなるというのはあり得ないのです。





ちなみに、全然関係ないですけど





僕が持っているエロ漫画コレクション数百冊の






98%が「熟女モノ」です。(実話です)






というわけで、ちゃんと男性を観察して、男性のニーズをくみ取っていけばいいのに



女性たちは女性で固まって男性に対する考え方をゆがめていきますから



どんどんSATC臭がしてくるのですよね。




あ、ちなみに、






「草食系男子」なんていう言葉がありますが、





草食系男子なんてこの世界に存在しませんから。





イイ女がいたら、男は口説く。これはもう生命としてDNAに刻まれた本能なので




SACT臭が、男性を萎えさせているだけの話だと思います。




だいたい草食動物だって、メスを奪い合って殺し合いしてますからね。








ところで、このSACT臭を消臭するにはどうしたらいいかということなのですが、



SACT臭は男性で言うところの「加齢臭」みたいなものであり、




ある意味では「病気」に近いものだと思います。




女性誌に載っているような「男性に対しては○○する」みたいな小手先のテクニックで




消すことは不可能だと言えるでしょう。





可能であれば、ゼロから出直すために




SATC臭の染みついた服を全部燃やすくらいのところから始めて欲しいのですが





mizunonno01.jpg
参考 ミズノンノ


さすがにちょっとハードルが高いのと思いますので




とりあえず「セックス・アンド・ザ・シティ」のDVDを持っている人は今すぐ叩き割って、




男性に好まれる雰囲気の女性の映画を死ぬほど見ることから始めてください。





具体的に言うと





メグ・ライアン







レニー・ゼルウィガー






この2人は、

生まれつきの美しさに頼らず、

口調や仕草、リアクションによって男性を勃起させられる力を持っている女性なので

ぜひ完コピを目指したいところです。



特に、


メグ・ライアンの「フレンチ・キス」で、相手役の泥棒からネックレスを渡されたときのリアクションはもうハンパなく可愛いので、最低30回は巻き戻して見て、確実にモノにしておいてもらいたいです。


あとレニー・ゼルウィガーの、確か「ベティ・サイズモア」という映画だったと思うのですが、

音楽に合わせて白目を剥くシーンがあるのですが

これがめちゃくちゃ笑えるので、これはもう男にモテるとかモテないとかじゃなくてマスターして頂ければと思います。



そして、彼女たちの仕草がマスターできたら、その仕草をしている自分の写真を


info@mizunooffice.com


まで送ってください。



ウケる記にアップして、その仕草がどのくらい男にモテるレベルになっているかを


判断させて頂きます。



自分のそういう顔がインターネットを通してみんなに知れ渡るのは恥ずかしいかもしれませんが、



「自分磨き」の一環だと思ってぜひトライしてみてください。





タイト事件



思えば、「タイト」という言葉に振り回され続けてきた人生でした――。





服屋で試着して



(ちょっと小さいかな……)



と感じた時



「これのLありますか?」



と聞くと



「Lの在庫ないんですよ」



と答えた店員さんは、決まってこの一言を付け加えてきます。




「でもお客さん、これはタイトに着るのが今年風ですから」




そのとき僕はこう思うのです。



(そうか、タイトに着るのが今年風なのか――)



ファッション上級者にのみ許された「タイト」という甘美な響き。


そんな「タイト」が今日もまた僕を誘惑する。




そしていつしか催眠術にかかったかのようにこう口にしているのです。




「この服――ください」




そして、数時間後、


自宅の鏡の前で明らかにサイズの小さい服に体を締めつけられながら、もだえ苦しむ僕がいるのでした。






こうして僕は服を買いに行く時はいつしか




服を見るのではなく



店員さんを見るようになっていました。



この店員さんの言っていることは真実なのか?



また嘘をついて僕に服を買わそうとしているのではないか?



そうした疑心暗鬼に囚われながらも、誠実な店員さんを探し求め、



そして、ついに、僕は出会ったのでした。




渋谷のお店で出会った彼は――Yさんは――いつも正しく僕を導いてくれました。



「似合わない」時ははっきりと「似合わない」と言ってくれました。


セールの日が近づくと、「あとちょっとでセールだからその日まで待った方がいい」と教えてくれました。



また、彼が勧めてくるものは、一見カッコイイと思えないものでも



着てみると予想以上にカッコ良く見えるものばかりでした。



いつしか僕とYさんと携帯電話の番号を交換し、


店員と客の関係を超えた絆が生まれるようになったのです。




―――そんな、夏の足音が聞こえ始めたある日の出来事でした。



この日も僕はYさんのお店で、Yさんに勧められるままに服を試着していました。



Yさんは言いました。



「いやあ、このTシャツ、マァジカッコいいっすよね~」(Yさんの口調はこんな感じです)




Yさんがカッコイイと言うならカッコイイに違いない、そう思いながら鏡に映る自分を見ていました。



ただ、そのとき、僕は思ったのです。



(ちょっとキツいな)



そして僕はYさんにたずねました。



「ちなみに、これLありますか?」




するとYさんは答えました。




「あ、L無いんすよ~」





しかし、そのあとYさんのセリフに僕は耳を疑いました。




Yさんはこう言ったのです。





「でもこれマリン系なんで絶対タイトに着た方がいいっすよ~」




(Yさん、まさか――)



僕は――震える顔をYさんに向けました。



(まさか――あなたも――)




しかし、数秒後。


一瞬でもYさんを疑った自分の小ささを恥じました。


僕の目に映っていたのは


服と真剣に向き合っているYさんの凛々しい表情だったのです。



こうして、僕の不安は希望に変わりました。



ついに、待ち望んだこの日が、来たのだ。



僕がタイトを着こなす日が。



気づいた時には、



僕は精一杯の笑顔をYさんに向けてこう言っていました。






「これ、下さい!」





それから僕は自宅に戻り



Yさんから勧めてもらったTシャツを鏡の前で着てみたところ、あることに気づきました。












ウケる日記


わき毛がめっちゃ出てるんですよ












でも――。



僕は自分に言い聞かせました。



あのYさんが、僕にウソをついて服を買わせるはずがない。






だとすれば、





間違っているのは、服のサイズではなく、むしろ――。









ウケる日記


Yさん、こういうことですよね?








これで、僕、今年の夏はタイトで決めれるんですよね――?

























(おすすめ)





ウケる日記


「憂鬱でなければ仕事じゃない」

見城さんと藤田さんの共著です。

発売されてからすぐに読みましたがめっちゃ面白かったです。

やはり、今を活躍されている人たちの言葉を読む時は緊張感が高まりますね。
藤田さんと見城さんのキャラクターが全然違うので同じテーマを語るときも
違って見えて読み物としても楽しかったですし、実用性も高くてすぐに仕事に生かせる内容ばかりでした。素晴らしい!



ウケる日記


「ハッピー・ハートの方程式」

桃華絵里さんとは、僕が恋愛体育教師・水野愛也でテレビに出たときに共演させて頂きました。
普段の生活ではまったく縁のないジャンルの方とお会いするのは面白いですね。
本の内容も色々な意味で刺激になりました。おすすめです!



ウケる日記


「さりげな教習所」~会社編~

「さりげな教習所」~恋愛編~

友人の放送作家のつじさんが「温厚な上司の怒らせ方的なDVD出したから見て」
と言われて見たのですが、予想外に(すみません!)面白かったです。

やっぱりこの手のハウツーDVDは教授役のポジションがかなり大事だと思うのですが
めちゃくちゃイイ味出してましたね。
胡散臭いけど、妙に自信があるというか、こんな逸材どこで見つけてきたんだろう。






しゃべるポップ事件



週末に日本各地でサイン会を開かせて頂いてますが、

そこで「しゃべるポップ」という企画をやっています。



「しゃべるポップ」というのは、一言で言うと「本の実演販売」でして、


新刊「四つ話のクローバー」を発売を記念して、何かお祭り的なことがしたいと思って考えました。


(ただ、自分の本だけを売るのは面白くないと思い、「水野が考える100万部売れないとおかしい本」というタイトルで、他の著者さんの本も勝手に宣伝して売っています)








syaberupop02.jpg







ウケる日記

(たくさんの人だかりができることもあります、ありがとうございます)




ただ、このように人が集まるイベントは予想しなかったことも起きるものでして




先日



ある書店で「しゃべるポップ」の実演をしておりましたところ、




実演中、突然見知らぬおじさんが僕の前に立ちこう言いました。






「お前、いい加減にしとけよ」







さらに、おじさんは言いました。








「ギャーギャーうるせえんだよ、テメエ」







そして最後にこう言いました。








「もう2度と来るんじゃねえぞ」







その間、僕は事を荒立てないようにひたすら





「申し訳ありません」





と頭を下げ続けたのですが、









この一連のやりとりは







僕の大勢ファンの前で行われたんですよね。







この日のサイン会はしゃべるポップの後に予定されていまして、そこに参加される方たちが「しゃべるポップ」を見ていたわけです。






―――どれだけバカにされてもいい、辱しめられてもいい。




ただ、



読者の、



読者の前だけでは、





「水野先生」でありたかった―――。







僕の頭は真っ白になり、





それはもう「しゃべるポップ」のユニホーム以上の真っ白さで――。



syaberupop01.jpg


※ ちなみにこの格好で頭を下げると、かなりの「風」が起きます







おじさんがその場を去った後、しゃべるポップを再開したのですが




僕は頭の中で







「泣いちゃだめだ。泣いちゃだめだ」






という言葉だけを連呼していました。





こうしてしゃべるポップはなんとか終了したのですが





捨てる神あれば拾う神ありということで、





その後開かれたサイン会で、読者の方から言ってもらえた一言






「怒られているときの水野さんの表情、可愛かったです」






には救われました。





ただ、




よくよく考えてみれば




確か、僕は人を救いたくて本を書き始めたはずなんですよね。





それなのに、





自分の本のサイン会で人に救われている俺って―――。










人生って本当に何が起きるか分からないから楽しいですよね(目を真っ赤にしながら)







そんな「しゃべるポップ」ですが





6月25 日(土)三省堂書店札幌店で13時からやりますので




よろしくお願いします。











(おしらせ)

テレビに出ます!

6月23日(木)19時~TBS「ぶっちぎり映像」

7月13日(水)19時~CBC「DAI-NAMO(ダイナモ)」(愛知・岐阜・三重で放送)


TBS「ぶっちぎり映像」では、芸人さんやタレントさんにまぎれてなぜか雛壇に出ています^_^;。CBC「DAI-NAMO」のラストはドッキリが仕掛けられてて個人的にはすごく面白かったです。(どちらの番組もオンエアが超楽しみです!)

よろしくお願いします!



(おしらせ2)

僕が関わっている出版社、「文響社」で人材募集してます!詳しくはこちらをご覧下さい!
http://www.bunkyosha.com/work/index.html







出版不況の救世主「しゃべるポップ」



5月29日(日)

紀伊國屋書店 梅田本店にて

11時30分~  と  15時30分~

やらせていただきます。







syaberupop01.jpg







お金持ちになる方法




前回の記事「水野の顔はアリかナシか問題」に関する


たくさんの回答本当にありがとうございました。


きっと社交辞令だとは思うのですが、それでも


「アリ」


という意見が予想以上に多かったことに驚きました。ありがとうございました。



また、同時に、



僕に対して一切気兼ねなく、

鋭利なナイフを心臓めがけてまっすぐに突き立ててくる形での



「ナシ」



の意見の多さも予想以上でした。









こうして頂いたコメントを参考にさせていただきながら山本とも話し合った結果




今後、


水野は


メディアに顔を出させていただくことに決めました。



その決め手となったのは





「水野のパッとしない顔を見せることで、視聴者に勇気を与えるのではないか?」




というコメントです。



確かに、僕は過去の著作でも、


「成功者が上から目線で成功する方法を語るのではなく、何も取り柄の無い人間が人に役立つ情報を伝える」


ということをスタンスとして貫いてきました。



しかし、自分の弱みであるルックスを隠して評価を高めようというのは、



「自分の恥をさらすことが人に勇気と安心を与える」という信念に反するものだと気づかされたのです。





物ごころついた頃より、僕は「笑わせる」より「笑われたい」と思ってきました。




笑われることは見ている人に優越感を抱いてもらえるので



その分「サービス」としての価値が高いと思うからです。







――でも、最近の水野は、そのことを少し忘れかけていたかもしれません。



正直、ブログのアクセス数が伸びて、ブロガーとしての地位が確立してきました。



また、昨今のインターネットの普及により、社会的地位において






ニート < 会社員 < 芸能人・スポーツ選手 < 総理大臣 < ブロガー 





というピラミッドが出来上がってきたのは常識になりつつあります。



こうして、周囲の状況と自分に対する評価が目まぐるしく変わっていく中で、自分の原点を見失っていたのでしょう。でも、それって、言いわけかも、ネ。




……というわけでして、



今後は自分の外見をメディアに露出していきたい



できれば「全裸」で近い形で露出していきたいと考えていますので



メディア関係者の皆様は↓のアドレスまで


info@mizunooffice.com


「『パッとしない顔だからこそ、逆に』係」の宛名でメール下さい。




***




ところで今回は、たくさんコメントを頂いたお返しに、



「ウケる日記」始まって以来の



「有益な情報」



を皆様にお伝えしたいと思います。



僕の仕事は技術や方法論を文章でお伝えすることなので



まだ発表していない技術がたくさんあるのですが、



その中から皆さんが特に興味があって、お役に立ちそうなものを書きたいと思います。




それは




「お金持ちになる訓練法」




です。




僕のライフワークは「攻略」であり、過去、様々な分野こ攻略するために研究を重ねてきました。



その中で、多くの人の興味の対象である「お金」に関して研究していた時期もあります。



特に熱心に研究していたのは2005年なのですが



この時期は、お金持ちの人を見かけたら話しかけて仲良くなったり、


直接会いに行ってお金の話を聞いたりしていたのですが、



結局のところ、お金持ちになるための方法は



(きっとみなさんも聞いたことがあると思いますが)





他人を喜ばせることを楽しむ






ということでした。



これは言ってしまえば当たり前の話で



お金は他人の喜ばせた対価としてもらうものですから、



その行為が楽しいということは



活動時間の多くを仕事に費やせるわけで


そうすれば同じサービスを提供する人たちに勝ることができますし、


そもそもずっと仕事をしていられたら、お金なんて使う暇がないわけですからどんどん溜まっていきます。


ただ、僕がお会いしたお金持ちの人の中には「お金」そのものに対する嗅覚の優れた人たちもいましたが、


その人たちは「スポーツが得意」、みたいな感覚で「お金」に通じている人たちだったので


そちらの道は自分の得意とするものではなかったので



結果的に、当たり前の考え方に行き着く形になりました。




ただ、




他人を喜ばせることを楽しめるようになる




という言葉に対して



「そんなことできたら苦労しないよ」



とおっしゃる人も多いでしょう。



そして、僕もその気持ちが良く分かります。




僕は昔、人間関係がうまくいかず、プロジェクトで大きな失敗をした経験があり、




そのときに自分の何がダメだったかを猛省したのですが



結論としては、「他人に対する愛が決定的に足りなかった」ということでした。



そこで、困っている友人がいたらどんどん助けることを決めたのですが


友達に電話して「君、困ってたら助けたいんだけど」とたずねたところ、


気持ち悪がられました。


そこで思いついたのが、友達の誕生日をサプライズする


ということでした。


サプライズであれば、相手にあらかじめ断る必要もないので


こちらの都合で一方的に仕掛けていくことができると考えたのです。


僕はそのときまで友人の誕生日にサプライズパーティをしたことは一度もありませんでしたが、


幸運にも、そのとき友人の誕生日が近かったこともあって


異常に念入りなサプライズパーティをしてみたのですが



そのとき感じた感動は、今だに忘れることはできません。



お金をもらうわけではなく、ただ単純に誰かを喜ばせることはこんなに楽しいことなのかと



感動で震えが止まりませんでした。



そして、そのときやっと、「他人を喜ばせることを楽しむ」ということを実感することができたのです。



ただ、



「両親や友人の誕生日にサプライズをしましょう」と言っても


ハードルが高いと感じる人もいらっしゃると思います。


また、相手がそういったものを好まない場合もあるでしょう。



そこで僕は



「他人を喜ばせることを楽しむ」という感覚を誰でも味わうことのできる訓練のようなものはないだろうか?



何年も探し続けてきたのですが、



実は去年「完璧な訓練法」を見つけました。



正直、この方法を見つけたときは全身に鳥肌が立ち、あまりの興奮で叫びたくなるほどでした。



この訓練法は、すべての小学生の必修にすべきだと思いましたし、



自分に子どもが生まれ、物心がついたら最初にこれをやらせようと思ったほどです。



ただ、



実は、この訓練法を実践できる場所が、現在、日本には1か所しかないのです。



そこでその場所は自分だけ知っている隠れ家的な感覚で



公にすることに二の足を踏んでいた部分もあるのですが



今から公開させていただきたいと思います。






ちなみに、その訓練には↓の動物を使うことになります。











kapibara.jpg


カピバラです。










この動物が、私たちをお金持ち体質にしてくれる鍵を握っているわけですが






僕は昔から動物に興味があり、



よく博物館などに行ったり



NHKの「ダーウィンが来た」という番組を欠かさず見ているのですが




ある日、何気なく「ダーウィンが来た」を見ていたところ、カピバラ特集をやっていたのですが、



その中である映像を見たとき思わず



「うそだろ」



と身を起こして画面に近づいてしまいました。





番組内で紹介されていたのは





カピバラにはおしりのあたりにツボがあって



そのツボを触ると気持ちよくなってゴロリと倒れる





という映像だったのです。





テレビ画面の中ではカピバラたちがツボを触られただけで



ウソみたいにゴロゴロと転がっていました。





これは



「長崎バイオパーク」



という動物園のカピバラ園での話だったのですが





あまりの衝撃でいてもたってもいられず





その次の週に、




長崎に飛びました。





そして実際に長崎バイオパークで



近くにいた飼育員の方をつかまえて、詳しく話を聞いて



ツボを刺激していったのですが、




まず、カピバラのツボを刺激し始めると、




カピバラの毛(思ったより硬い毛です)が



パパパッと立ち始めます。



これが、カピバラからの



「そこ、気持ちいいよ」



という合図なのです。



そしてさらに刺激を続けると



カピバラの後ろ足から崩れるように膝をつき



さらに気持ちよくなるとそのまま横にゴロンと倒れるわけです。



最後には白目をむいて



「めっちゃいい、めっちゃいいわ」



といった表情をします。






これがもう、めちゃくちゃ楽しいのです。





そしてカピバラがあまりの気持ちよさに倒れた時の快感(胸がじわーっとなる感じなのですが)




友人の誕生日をサプライズで祝ったときの快感とまったく同じだったのです。



僕は脳科学者ではないので具体的なことは言えませんが




たぶん、脳内で反応している部分は、



「サプライズパーティ」と「カピバラ倒し」では



まったく同じ部分だと思います。




そして、これこそが



「他人を喜ばせることを楽しむ」



を誰もが具体的に実感できる訓練法だと僕は思いました。




ただ、ここで





「それって別に犬とか猫でも撫でてりゃいい話じゃないの?」




とおっしゃる人もいるかと思うのですが、




残念ながらその方の顔面には正拳突きを叩き込まなければなりません。




カピバラでなければ



この訓練法は成立しないのです。





――ちなみに、



僕がバイオパークを訪れた日、



他にもたくさんお客さんはいたのに



カピバラのツボを刺激してカピバラをガンガン倒しているのは



僕一人でした。




なぜか。





その理由は、




テレビではそのあたりをはっきり見せてなかったのですが




カピバラのツボの位置は、太ももの付け根の部分にあり




つまりは、ツボの位置が








アナルの真横







にあるのです。



つまり、カピバラのツボ付近には汚物がひっついている可能性があり、というか実際にひっついています。




それが、他の観光客の方が敬遠した理由なのではないかと考えられます。




ただ、




カピバラのツボがアナルの近くにあるという理由でツボを刺激しないことに、



まさに、お金持ちになれない「落とし」があるのです。
アナルだけに、です。






誰だって、おいしい物を食べたり、他人に喜ばせてもらうことは「楽しい」。


だからこそ、多くの人は「お客さん」になろうとします。


そこでたくさんお金が欲しいと思うのですが、「お客さん」になろうとすればするほど


お金を使うことになるので、お金はどんどん自分から逃げていってしまいます。





しかし、




誰かを喜ばせるという「面倒」で「大変」でな作業の向こうには




今まで感じたことのない感動が待っている。




そして、その感動を味わうことができた人だけが




「他人を喜ばせる」ことを楽しめるようになるのです。




つまりは、多少困難なハードルが用意されており、




しかし、そのハードルを乗り越えることによる快感が分かりやすい形で存在する




その両者を完璧なバランスで満たしているのが




このカピバラのツボ刺激なのです。





「お金持ちになりたい」と思う人は




ぜひ休みの日を利用して長崎バイオパークに行き、



「カピバラを倒しまくる」という自己投資をお勧めします。









PS.


ちなみに僕はバイオパークに行った日、閉演間際までカピバラ園で過ごし




長崎バイオパークにいる30頭近くのカピバラをすべてなぎ倒すという




前人未到の記録を樹立しました。




↓がその戦いの記録です。












kapibara01.jpg


















(おしらせ1)

180万部のベストセラー「夢をかなえるゾウ」が文庫化されました!




「夢をかなえるゾウ」(文庫版)



最近会う人の中でも「夢をかなえるゾウのドラマは見たけど本は読んでない」という人が多いのですが読んだ人からは全員「面白かった」と言ってもらえる、(自分で言うのもなんですが!)奇跡的な本なので、まだ読んでない人はぜひ読んでみてください!



(おしらせ2)


[事務局より]

「四つ話のクローバー」(文響社刊)と「夢をかなえるゾウ(文庫版)」(飛鳥新社刊)の刊行を記念しまして、下記の予定でサイン会を開催します。
上記2冊の内、どちらかの書籍をご購入いただいたお客様に整理券を配布します。
詳しくは、下記、各書店にお問い合わせ下さい。


日時:5月29日(日)14時~
場所:紀伊國屋書店梅田本店
お問い合わせ:06-6372-5821

日時:6月3日(金)16時~
場所:喜久屋書店明石駅店
お問い合わせ:078-914-7532

日時:6月4日(土)15時~
場所:大垣書店京都ヨドバシ店
お問い合わせ:075-371-1700

日時:6月5日(日)14時~
場所:三省堂書店名古屋高島屋店
お問い合わせ:052-566-8877
*この書店でのサイン会対象書籍は、「夢をかなえるゾウ文庫版」のみになります。

日時:6月11日(土)14時~
場所:ジュンク堂書店福岡店
お問い合わせ:092-738-3322

日時:6月12 日(日)13時~
場所:フタバ図書アルティアルパーク北棟店(広島
お問い合わせ:092-738-3322

日時:6月18 日(土)14時~
場所:宮脇書店高松本店
お問い合わせ:087-851-3733

日時:6月19 日(日)14時~
場所:三省堂書店岡山駅店
お問い合わせ:086-801-1881 

日時:6月25 日(土)14時~
場所:三省堂書店札幌店
お問い合わせ:011-209-5600




水野の顔はアリかナシか問題



前回の記事で僕の顔写真をアップしたのですが


あの写真を見た山本くん(事務所の社長)に



「あれ、どういうこと?」



と少しキレ気味で言われまして、



2年前に起きた




■ 栄デニーズ大激論事件




のことをすっかり忘れていたことに気づきました。



少し長くなるかもしれませんが



今後の僕の人生を左右する話にもなりかねませんので



読んで頂けると嬉しいです。






~~ 栄デニーズ大激論事件 ~~






この事件は、今から2年前のお正月に起きた事件です。



山本くんとは中学高校時代からの同級生なので、いつも一緒に帰省して正月に名古屋で遊ぶのが恒例となっているのですが、



その年の正月に、名古屋・栄のデニーズで




山本くんと殴り合いに発展してもおかしくないくらいの口論をした事件です。




そもそも事件の発端は、さらに1年遡った年の大みそかにありました。



2007年の大みそか、12月31日に一緒に愛知県に帰った僕たちは、



「久しぶりにパチンコでもするか!」



と盛り上がりました。



僕と山本くんは10代の頃、よく一緒にパチンコに行く仲だったのですが



もう10年以上もパチンコをしていなかったことを思い出し、



パチンコをしてみようということになったのです。



しかし、そのときは年末だったこともあり



ほとんどのパチンコ店が閉店しかけていました。



僕としては「まあしょうがないか」くらいに思ったのですが



山本くんの中で燃え上がったパチンコ熱は相当だったらしく



いきなり近くの交番にずかずかと入っていって




「遅くまでやっているパチンコ店知りません?」




とたずねたり


パチンコ店に電話して



「遅くまでやってる店知りませんか」



と詰問するような勢いでたずねたりしていて



僕としては何かにとり憑かれたような山本くんに若干引いたのですが、



山本くんの執念が通じたのか、パチンコ店の人がこんなことを教えてくれたらしいのです。







「三重県のパチンコ屋は、大みそかにオールナイト営業しているらしい」







これ、パチンコをしたことがない人には伝わらないかもしれませんが



あり得ない話なんですよ。



パチンコっていうのは仮に大当たりが続いていたとしても、



閉店時間が近づいてきたら強制的に終了になってしまうので



閉店1時間前くらいに大当たりするとすごく焦りますし、



そもそもそんな時間にパチンコを打つと言うこと自体自殺行為みたいなところがあるのです。



そのパチンコがなんと「オールナイト」で営業しているという。



閉店を気にせずパチンコが打てるというのは、もう、全てのパチンカーにとっては夢のような話なのですが、



そもそも風営法的にそんなことが可能だとは思えなかったので




疑いながらネットで調べてみたんですけど、



なんと、



大みそかの日、三重県では本当にオールナイトでパチンコを営業していることが判明したのです。






ちなみに、



(ここで突然クイズですが)



なぜ三重県のパチンコ屋は「大みそかだけ」オールナイトで営業するのが許されていると思いますか?

















答え



大みそかから元旦にかけて


三重県は伊勢神宮の参拝客で大混雑するのですが


その参拝客が、深夜トイレがなくて困ることが多いので


トイレを提供するために、


パチンコ屋を24時間で営業することを許可している









つまり、



日本全国で24時間パチンコが打てるのは



12月31日の三重県だけ



なのです!




この事実に感動した僕たちは



今年行くよりも



1年待って、色々準備した上で、満を持して三重県に乗り込むことにしたのでした。






そして1年後――。



意外と1年経ったら忘れてしまうのかなと思っていたのですが




年末が近づいてくると





「もちろん、例のアレ、行くよね」





と、どちらからともなく言い始めて、




2008年の12月30日



僕と山本くんは、名古屋駅でレンタカーを借りて三重県に向かったのです。



このときの僕たちの盛り上がりは、それはそれは相当なもので、





「今日くらいはいくっしかないっしょお!」




「三重っていったら、『伊勢海老』っしょお!」




ということになり、




「伊勢海老」を食べに、伊勢志摩まで行くことにしました。




このレストランがまた結構な値段がしたんですけど、




まあ、そこは本場の伊勢海老ですから




山本くんと「うめえ、うめえ」って言いながら平らげたんですね。




それで




「明日はいよいよ徹夜でパチンコだ!」




と盛り上がりも最高潮に達した、その日の夜のことでした。




ホテルで僕が寝ていたところ、




突然







オウエェェェェェエ!








という山本くんの絶叫が響いてきたのです。




あわてて起きて見にいくと



山本くんがトイレで吐きまくってるんですよ。




それで



「どうしたんだ?」



ってたずねたら




「伊勢海老にあたった」



って言うんですよ。




それで僕は蒼ざめたんですけど、



よくよく考えてみたら、




僕は山本と同じ伊勢海老食べてるのに全然気持ち悪くないんですよね。




で、



「俺、全然気持ち悪くないぞ」



って言ったら




山本が苦しそうな顔でしばらく考えてから







「そういえば、俺、お茶飲んだ」






って言うんですよ。



最初何のことか分らなかったんですけど、




山本はホテルにあったポットのお湯を使ってお茶を飲んだみたいなんです。




そして、山本はポットに入っていた水を換えずにそのまま温めて飲んだみたいなんです。




というわけで山本は、




伊勢海老を速効で全部吐いたわけなんですけど




「まあ明日になったら良くなるだろ」って深く考えずに僕は寝てしまったんです。



でも、あくる日。



山本くんが朝から「気持ちが悪い」って連呼してるんですよ。




で、この日は山本くんと伊勢神宮にお参りに行って、



昼過ぎからパチンコを打ちまくるという計画だったんですけど



山本くんの体調があまりに悪そうなので





「どうする?」




って聞いたら





「伊勢神宮に行く」




って言うんですよ。



で、僕は「やめといた方がいいんじゃないか」って言ったんですけど



「伊勢神宮に行く間に治るような気がする」



って言い張るんで



仕方なく山本くんを助手席に乗せて、



慣れない運転をしながら伊勢神宮に向かったんです。



伊勢神宮近辺は大渋滞を起こしていて



駐車場探すだけで1時間以上かかったんですけど



なんとか車を駐車場に止めて山本くんに



「伊勢神宮着いたけど、どうする?」って聞いたら



山本くんが



「俺、行けない」



って言い出したんです。



「気持ち悪くて、お参りなんて行く気分じゃない」と。



で、僕が「やっぱり病院行った方がいいんじゃないか」って言うんですけど



「寝てたらよくなるから」



って言ってきかないんですよ。




で、どうしたらいいか分からなくなっていたところ、




突然、山本くんがこんなこと言い出したんですよ。








「お守り買ってきて」







さらに山本くんはこう言いました。







「健康祈願のやつ」






最初、冗談で言ってるのかなって思ったんですけど





山本の顔は真っ青ですし、全然真顔なんですよね。




で、




このとき、僕は真剣に







「こいつ、バカなのかな」






と思い





この男と運命を共にしている自分の将来が不安になってきたんですけど、






まあせっかく伊勢神宮まで来たわけですし、




一応行ってみようと、一人で伊勢神宮に行ったんですよ。




でも神社なんて、一人で行っても面白くもなんともないんですよね。




しかも、めちゃくちゃ人いるし。




だから伊勢神宮で健康祈願のお守り買って





神社で「山本くんが早く治りますように」ってお参りして



車に戻ったんです。




で「お守り買ってきたぞ」って山本くんにお守りを渡したんですけど



山本くんはお守りを「ありがと」って受けとって






しばらく手に握ってからこう言いました。








「やっぱ俺、病院行くわ」







それで、病院に行こうということになったのですが


また途中で山本くんが「なんか良くなってきたからいいわ」と言い出したので



もういい加減こいつの面倒は見切れないと思い、とにかく早めにこいつを実家に送り返すことに決め、



そのまま名古屋に直行して、レンタカーを返して、



僕たちはそれぞれ実家に帰ることになったんです。




正直、僕としてはこの「三重オールナイトパチンコ」を相当楽しみにしてきたので




山本のせいで台無しにされたくらい思ってたわけです。




それで年が明けて正月になったのですが、




いつも年が明けてから気づくんですけど、




僕、実家に友達がいないんですよね。




で、いつも年末に山本くんと一緒に実家に帰って、



だいたい1月1日にどちらからともなく電話して



じゃあ、とりあえず栄で待ち合わせで



とかいうことになって



正月もずっと山本くんと一緒にいるんですよね。



しかも今、一緒に仕事してて、



しかもよくよく考えてみれば、一緒に住んでるわけですから



1年中「山本漬け」なんですよ。



一時期、僕たちはホモなんじゃないかって疑われたこともあったくらいで




というか、僕は「もしかしたら山本はホモかもしれない」と本気で疑っていた時期があったくらいで




ただ、当時は僕がお金がなくて



山本くんがお金持ちだったので







ライフラインとしての山本







という側面もあり








まあ最悪抱かれるしかない






と覚悟していたのですが




山本くんもちゃんと彼女ができたりしていて



ホモじゃないってことで安心したんですけど




話を戻しますと




山本くんの体調が悪くなったことによって、



僕は楽しみにしていた年末を台無しにされただけではなく、



正月も、ずっと一人で実家でぼーっとするハメになり



それでますます山本くんに対してイラ立ちが募っていたわけです。





途中何度か「お前体調良くなったか?」って電話したんですけど




「まだダメだわ」



と言っていて



そんなことがありながら、




やっと、1月3日の夕方に山本くんから




「治ったわ~」




という電話があって、



1月3日の夜に、山本くんと栄で会うことになったのです。



でも、もうその日はかなり遅かったので



お店がほとんどやってなくて




「デニーズ行くか」ってことになって




デニーズでコーラを飲みながら



「明日、東京戻るか」



みたいな話してたんですけど、




突然、



(これ、本当に突然なんですけど)



山本が僕の顔見てこんなことを言い出したんですよ。





「お前、やっぱり顔出さないほうがいいわ」





一瞬、僕は何が起きたか分らなかったのですが、


山本は言いました。




「いや、これ前から思ってたんだけど、

 本書いてるやつが顔出すのって、読者としては冷めるわけよ。

 まあ相当カッコイイなら別としても、

 正直、ケイヤ(僕のことです)の顔っていうのは

 まあ、

 出したらダメなラインなんだよね」







……いやね。


実はこの議論は、当時、僕たちの間で何回か交わされたことがあったんです。



ぶっちゃけ、僕がテレビに出演すると、



たまに




「イメージと違った」





「本の内容が軽く感じる」





「少し気味悪かった」






みたいなメールが届いたりするんですよ。




僕は「なんて失礼なメールだ」と思うんですけど、事実として、届くんですよね。




まあ、そういうこともあって、山本くんとは「今後どうしていこうか」みたいな話はしてて、



で、たぶん山本くんはそのときのデニーズで僕の顔をみながらひらめいたんだとは思うんですけど、





でも、タイミングってあるじゃないですか。





そもそも僕としては、山本に対しては伊勢神宮の件から相当頭に来てましたんで




この山本の



「お前の顔はメディアに出したらダメなライン」発言に対して






はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああ!?





となったわけですよ。








「いやいや、お前、何なの?」



とキレた口調で返したところ




山本もヒートアップしてきて







「いや、お前が出たがりなのは分かってるけどさ」




みたいなことを言ってきやがったので





「いやいや、出たがりはお前だろ。お前、シュナイダー山本とかいってクイックジャパンの取材受けとったが」

※ 山本くんは古屋監督の「スカイフィッシュの捕まえ方」「碑文谷教授の『怒らせ方』シリーズ」などに、かなり重要なポジションの俳優として出演しています。


と言ったところ、


「あれは古屋に頼まれたから出ただけだがね」


とか言いわけしてきたので


「ウソつけ。お前あの時期『俺、会社クビになっても最悪俳優がある』って本気で言っとったが!」




みたいな流れで、名古屋栄デニーズで大激論となり


(文章で書くとふざけているように見えるのですが、かなりガチなケンカでした)




こうしてお互いを罵倒し合った結果、




「金輪際、2人はメディアに顔を出してはならない。というか、そもそも俺たちの顔は人に見せれる顔ではない」





という結論に至りました。



ただ、ちょうどその時期あたりから




メディアから取材依頼が来ること自体無くなっていたので




その議論自体を僕は忘れ去ってしまっていたのでした。




しかし、



山本くんは、事務所の社長として



それ以降もずっと僕の顔をメディアに出して良いものなのかどうか考えていたみたいで



前回、山本くんの許可を取らずにブログに顔を出したことに対して




「ちょっと待て」



となったようなのです。





で、僕もあまり深くは考えていなかったのですが





よくよく考えてみれば確かにこれは大事な問題で




ほんの数日前、僕の新刊が出たのですが




この本をきっかけにして、取材依頼を頂くこともあるかもしれないのですが




もし「顔を出すべきでない」という方針になるのであれば色々と問題が起きると思うのですね。




そこで「顔を出していいのか」という方針は、




ここ数日中に決めなければいけないと思ったのです。




それで色々と考えてみたのですが



確かに山本くんの言うように、



僕の顔がメディアに出たり、僕がしゃべるということは、



僕の本を読んでくれる人たちの期待を裏切ることになる可能性は高いと思いました。



ただ、



やっかいなことに、




ご存じの方もいらっしゃるかと思うのですが、






僕、出たがりなんですよね。







毎日毎日、事務所にこもって浪人生のように作品づくりに情熱を傾けられるのも、








全部、『情熱大陸』に出たいからみたいなとこあるんですよ。







NHKの『トップランナー』に至っては、



友人の映像監督の古屋くんに依頼が来たときに、




「俺も全然出る気あるんだけど、プロデューサーに言っといてもらえん?」



と強く僕をプッシュしたんですけど、



どうも現場サイドでは



「水野さんはちょっと……」



みたいな雰囲気になったらしく、


古屋くんからも




「君、セカンドランナーだったよ」




的なことを言われまして



まあその件に関しては







「セカンドランナー事件」







として今後のブログに詳しく書くとして





とりえあず



「水野顔出し問題」



は早急に蹴りをつけなければならないのですが




ちょっと自分では判断がつかないので



思い切って




「このブログを読んでくれている人に聞いてみてはどうか?」




と山本くんに提案したのです。




ただ


山本くんが懸念していたのは


このブログを読んでくれている人たちは僕のことを知っている人たちが多いので



「顔を出した方がいいと言ってくれる可能性が高い」



ということでした。




そこで、お手数ではありますが





「水野の顔を知らないけど、本は読んだことのある人に対して水野の顔を見せるべきかどうか」



という基準で「客観的」に判断し、理由を添えてコメントを頂けたら、



そのコメントを元にしながら山本と相談して決めたいと思います。




というわけで、↓に最近の僕の顔をアップしておきます。


(情熱大陸などの密着取材を受けることも考慮して、できるだけ普段の僕に近い写真をアップしました)


















水野顔01


















水野顔02
















水野顔03

















水野顔04















水野顔05















水野顔06




















(おしらせ)

2年半ぶりの新刊

「四つ話のクローバー」

全国書店で発売中です!


「笑えてタメになる」をテーマにする中で、
今回は4つの物語を1冊にまとめました。


1話目「深沢会長の秘密」は、
夢をかなえるゾウ的な不思議なキャラクターが登場して、「世界に存在するたった1つの成功法則」を教えてくれます。

2話目「ハッピーコロシアム」は、
「格闘技」のテレビのような感覚で「幸せに生きるにはどうしたらいいか」を学べるお話です。個人的には一番気に入っています。特に男性の方におすすめの物語です。

3話目「見えない学校」は、
「ミステリー」をベースとした物語から実生活に役立つことを学べる内容です。

4話目「氷の親子」は、
これも思い入れの強い作品なのですが……女性の方に、特に人気のある物語です。


もし興味のある話がありましたら、書店で手に取って1話だけでも読んでみてください!


四つ話カバー小

「四つ話のクローバー」















ポスティング界の島耕作





何ヶ月か前のウケるメールマガジン


こんな↓記事を書きました。







水野です。


ウチの事務所のポストは建物の入口すぐの場所についておりまして


色んな業者の人が広告やチラシをポスティングしていくのですが


これらのチラシは絶対に見ることがないので


そのままゴミ箱に捨ててしまいます。



これは相当な「紙」と「時間」の無駄遣いであり




こういうのがすごく気になってしまうので




ポストに↓の貼り紙をすることにしました。






チラシ・広告を入れないで!
毎日ゴミにするのが面倒なんです……。







でも、これだと味気ないと思ったので

その後にこういう文章をつけてみました。








チラシ・広告を入れないで!
毎日ゴミにするのが面倒なんです……。

でもこれだけは言わせてください。

ポスティングのお仕事、お疲れさまっス!










さて、


果たしてこの貼り紙の効果はあったでしょうか!?







1.まったく効果がなかった

2.微妙に効果があった

3.おどろくべき効果があった












答えは―――






3.おどろくべき効果があった





です。



なんと、ほとんどチラシが入らなくなったのです!




(中略)






これってすごいことですよね。


ポスティングの仕事をしている人はノルマがあって

とにかくチラシをポストに入れなければならないので

こんな貼り紙なんて無視してもいいわけです。


でも、律儀にウチのポストにはチラシを入れずにおいてくれているのです。


というわけで、


(ああ、世の中には素敵な人がたくさんいるものだなあ)


と感動していたのですが、


同時に、



(でも、最後の「お疲れさまっス!」の一文を添えるあたり、さすが俺だなあ)



と自分にも感動していたんですよね。



そんなこんなで数ヵ月経ったのですが、



なんと、昨日、ウチのポストに、



こんな↓手紙がポスティングされていたのです(レシートの裏に書かれてありました)。






ポストの手紙




(文字はこう書いてあります)


げきれい

ありがとうございます

たまには

ひまつぶしに

ごらんになってはどうですか








――この手紙を受け取ったとき、あまりの衝撃で僕の手が震え出しました。



いや、



これは一見、シンプルな手紙に見えます。



しかし、この手紙には



「営業」のすべてが含まれていると言っても過言ではないのです。





営業とは一言で言ってしまえば




「共感」と「押し」




だと思います。



他人に何かを売るということは



ある意味で「要求」をすることになります。



しかし、「要求」は相手にとってうれしいものばかりではありませんから



警戒されたり嫌がられたりします。



そこで「共感」がクッションとして必要になってくるわけです。




極端な例を挙げると、たとえば「女性をウチに誘う」場合





「今から俺のウチ行こうか」




と誘って女性が乗り気でなかった場合、気まずい空気になりますが



その雰囲気に対して




「うん、確かに、いきなりウチっていうのもね……」




と「女性が乗り気ではない」という空気を拾って「共感」すれば、気まずさを緩和できます。



しかし、



それで終わってしまっては「単なるイイ人」になってしまいます。




そこで






「うん、確かに、いきなりウチっていうのもね……ま、そのあたりの話もウチで」






となると、


(もちろん相手との関係次第では「コイツ、ウザい」となることも往々にしてありますが)




「共感」+「押し」



になります。



そして


もし、ポストに入れられた手紙が





げきれい

ありがとうございます





だけだったら、


確かに僕はうれしいですが、それで終わりです。



しかし、この手紙が秀逸なのは、



一度そこで共感をした上で





たまには

ひまつぶしに

ごらんになってはどうですか








自分の仕事である「広告」を僕に対して「押し」てきています。



これをやられるとこちらとしても



(この人のポスティングする広告だったら読んでもいいかな)



となるわけです。




そのあたりの心の機微を絶妙に読みながら、自分の要求を通してくるあたり




彼はまさに







ポスティング界の島耕作







と呼べる逸材だと言えるでしょう。







しかし、





さすがの島耕作も






今回は相手が悪かった。






まあみなさんもご存じのように




私、水野敬也は、またの名を













ブログ界のリッツ・カールトン









と呼ばれ








文筆ホスピタリティの鬼







と恐れられている男じゃないですか。


※ホスピタリティ……おもにサービス業で使われる言葉で「思いやり」や「おもてなし」を表します。




そんな僕が、


こと




「文筆」のジャンルである「手紙」において




いかに才能があるとはいえ、素人に攻め込まれたまま放置するわけにはいかないんですよ。



というわけで、



ポストに入れられた手紙を「挑戦状」だと解釈した僕は、



早速、ウチの事務所のポストの貼り紙を↓に変更しておきました。











チラシ・広告を入れないで!
毎日ゴミにするのが面倒なんです……。

でもこれだけは言わせてください。

ポスティングのお仕事、お疲れさまっス!





PS.
ポストの手紙


この手紙に見覚えのある方は

http://ameblo.jp/mizunokeiya

の4月15日の記事にアクセスするか

「ポスティング界の島耕作」

で検索してみてください。













島さんへ。



もしこのブログを読んでくれたのなら、


「島です」という手紙を添えてウチのポストに広告をポスティングしてください。


その広告はこのブログで「島さんがポスティングした広告です」と発表させていただきます。


今回の記事によって、すでに島さんのキャラクターは読者に「共感」を得ているはずなので


そんな島さんがお勧めするなら買ってみようと思う人たちも多いはずです。


そのとき、あなたの広告にはポスティング10000軒以上の価値が出ると思われ、


こうしてあなたは


本当の意味で


ポスティング界に伝説を作る



「ポスティング界の島耕作」となるのです―――。






―――ああ、すみません、


あなたとは文章でのやりとりだけで、


自己紹介もまだでしたよね。





初めまして、




私の名前は









ポスピタリ也

水野ホスピタリ也と申します――。
















(お知らせ)


4月25日に新刊が発売します。


四つ話カバー小

「四つ話(よつわ)のクローバー」

水野ホスピタリ也 著










正しい「花見」のやり方~2011~



上野公園の花見が禁止されるというニュースがありましたが



やはりこの状況では、桜を見ながらお酒を飲んで騒ぐことは控えた方が良いかもしれません。



ただ、日本全国には


「どうしても花見がしたい」「花見をするために自分は生きてきた」


という人もいらっしゃると思いますので


「今年の花見のエチケット」


を考えてみましたので参考にしてください。






【今年の花見のエチケット】 その1

「花見」というネーミングを使わない





「花見」が問題視されている理由の一つに、


「花見」という言葉が醸し出す浮ついた雰囲気があると思います。


そこでたとえば今年は「花見」を










「花ちら見」








もしくは










「花見切れ」

※ 見切れる ……テレビの業界用語で「本来、見えてはいけないものが、間違って見えてしまう」状態を指します








さらに、まだまだ自分は自粛できるぞと言う人は、


「花を一切見ない」という意志を表す意味で












「枝見」










さらに上を目指すなら










「枝野見」








と呼びましょう。



「枝野見」は、桜の木の下にあっても心は常に「枝野官房長官の動向」を気にしており、実際に、花見をしている最中もワンセグなどでひたすら枝野さんを見続けるという「花より枝野」のスタンスを貫く、かなり上級者向けの花見だと言えるでしょう。ぜひ今年の春は「枝野見」にトライしてみてください。






【今年の花見のエチケット】 その2

不謹慎な名前のお酒を控える




本来であれば、今年の花見はお酒を飲むという行為を控えるべきかもしれませんが


どうしても我慢できないという人は、


不謹慎な名前のお酒を控えるところから始めましょう。


特に控えてもらいたいのは「横文字の名前のお酒」です。




その中でも




「テキーラ」




は言語道断であり、






「テキーラサンライズ」





に至っては、袋叩きにあっても文句は言えないと思います。


また、



「モスコミュール」

「カルーアミルク」

「カシスソーダ」


などもなんとなく響きが不謹慎ですし、





「セックスオンザビーチ」




に至っては、この状況じゃなくても不謹慎というか、


なんでこんな名前のカクテル存在しちゃってるのかな?といった感じです。





では



「日本酒なら大丈夫なのか?」



という意見も出てくると思うのですが、



日本酒はむしろ横文字のお酒よりもタチが悪く



そもそも日本酒は



「飛露喜」「常きげん」「宝寿」など、縁起の良い名前がつけられる傾向にあり、



「ワンカップ大関」と言えども、



「大関」ですから、



この時期は不謹慎だと言わざるを得ません。



とは言え、



「花見は日本人の文化であり、日本酒以外あり得ない」



という人もいらっしゃることを考慮して




日本全国にある、数百種類の日本酒銘柄をウィキペディアで調べてみました。




その結果、



唯一、自粛している感じが出ていた銘柄は













亀の歩み(和歌山県)












でした。



今年の花見、どうしても日本酒を飲みたいと言われる方は、「亀の歩み」をまさに亀の歩みのごとくちびちびと飲むのが理想だと言えるでしょう。



また、お酒の名前だけではなく


花見をする「場所」に関しても同じことが言えます。


たとえば、


「上野」


は、「上」という言葉から、どうしても「アゲアゲ」を連想してしまいます。



そこで今年「上野」で花見をする予定だった人も、



できれば場所を






「中目黒」






可能であれば








「下落合」








に変更しましょう。




上野



中目黒



下落合




これで自粛している感じがぐっと高まってきます。








【今年の花見のエチケット】 その3

募金を募る





これは今回一番言いたかったことなのですが、


今年、花見をする人は、ぜひ「募金」を募っていただきたいのです。



上野公園の花見を禁止した石原都知事は


「この状況で桜を見ながらお酒を飲んで酔っ払うことは不謹慎だ」


ということを言っているわけですが、



実はこの「酔っぱらう」という行為には、



不謹慎を有謹慎に変えてしまう



とんでもない可能性が秘められています。



具体的に言いますと


通常であれば募金をしてくれた人に対して、「ありがとうございました」としか返すことができませんでしたが、


こちらが酔っぱらっているのであれば













「少なくね?」











と相手に絡むことができ、




さらに、うまく相手を花見に誘い込めれば

酔っぱらって気が大きくなった人たちからは、普段では考えられないような金額の募金を募ることも全然可能になるのです。




ちなみにこれは






キャバクラで使われている常套手段






ですが




今年の花見では日本を救うために、心を鬼にして積極的に活用していきましょう。





―――以上3つのエチケットを提案させていただきましたが、



みなさんの心遣い次第で今年にふさわしいお花見ができると思います。



今年の春をつらい思いをして過ごしたり、



まだ春を迎えられない人たちのことを想いながらも



お花見を楽しんでいただけたらと思います。









(お知らせ)


4月に僕の新刊が発売します。

2年半、ひたすら書いて仕上げた渾身の作品です。

ぜひ「ちら見」してやってください。



四つ話カバー小

「四つ話(よつわ)のクローバー」


↓のネット書店等で予約が出来ます。 


アマゾン


楽天ブックス


セブンネットショッピング


ツタヤオンライン


e-hon









震度0の恐怖



大地震が来てからすぐブログに書こうとした記事があります。


でも、書けませんでした。



そのとき僕が書こうとしていた記事のタイトルは



「エマージェンシー理論」



でした。




大地震が来た日、


東京は電話が一切通じなくなり、携帯メールも届かなくなりました。


さらに福島原発の爆発が起きて、東京も放射能の影響を受けるという噂が広まりました。


こうして多くの人が会社を休んで家から出なくなったり、


東京を出て関西に避難していく人たちが増えました。



しかし、



実はこのとき



東京の男性は絶対にやっておかねばならないことがあったのです。



それは、



■ 好きな女性のところへ飛んでいく



ことです。




僕はこのことが分からず、昔、女性にフラれたことがあります。



当時付き合っていた女の子の仕事にトラブルがあり落ち込んでいるとき


僕も仕事のしすぎで精神的にまいってしまっていて


そのときちょうど、1泊2日で韓国に遊びに行くという友人がいて、


幸運にもちょうど、その日に休みが取れたので、


そのまま韓国旅行に行ったんです。


そのとき僕が考えていたのは、


自分はもう限界にきていたので


自分がここで休んでおかないと、彼女のことも助けられない


ということでした。



しかし、旅行から帰ってきた僕に対して彼女は第一声で言いました。



「別れたい」



僕は、自分だけ遊んでいたのが彼女の気に障ったのかと思い、



「いや、でも、全然下調べできてなかったから、わけの分からない焼肉屋に入っちゃって! 肉なんて、噛んでも噛んでも飲み込めないの。あれ、ゴムだよ、ゴム!」



と必死に言いわけしたのですが、


彼女が怒っていたのはそんなことではありませんでした。



彼女は言いました。



「自分が一番そばにいて欲しいときに離れてしまうような人は、
 これからも自分が不安になったとき、離れていくに違いない」



そして、一度失った信頼は元には戻りませんでした。



僕はこの経験で気づきました。



女の子という存在は、自分が不安になったとき、


とにかく誰かにそばにいて欲しい生き物である。


そして、そこにはどんな論理も通じず、


必要なのは「物理的な距離のみ」である。





だから、東京の機能がストップした数日間「好きな女性のもとへ飛んで行く」という行動は



好きな女性を振り向かせることができるウルトラCになり得たし、



恋人や奥さんのいる人であれば、



「あの人は、あの大震災のとき、こういう行動を取ってくれた」



と、これから何十年先まで続く強い信頼を得ることができたのです。





――しかし、僕はこの記事を書けませんでした。



それは、


報道で次々と明かされる大地震の被害があまりに大きすぎて、



震災というマイナスを、ある意味でプラスに転じようとするこの記事は多くの人に不快感を与えると思ったからです。





でも、




もし僕があのとき、この記事を書いていたとしたら、




何人かの男性の人生を変えることができたかもしれません。




確かに1週間前に、そのことを書くのは不謹慎だし、間違っていることだとも思います。



しかし、同時に、


「具体的な方法」を伝えることで、人の人生により良い影響を与えることは、


僕の生きている意味でもあります。







だから僕は、「今」しか書けないことを、ここで書いておきたいと思うのです。







3月11日。



僕たちは、過去に類を見ない経験をしました。



それは、東北の人たちだけではありません、



東京にいる僕にとっても、生まれて初めての経験でした。




地震の大きな揺れで、初めて「死ぬかもしれない」という考えが頭をよぎりました。



交通機関が止まり、電話が一切通じないという経験をしました。



お米やトイレットペーパー、乾電池やガソリンが売り切れ、普段の生活はあっさりと崩れ去りました。



それから連日連夜、東京も余震で揺れ続けています。



今回の大震災は、きっと東京に住む人たちにとっても、



一番近くまで「死」が迫ってきた出来事だったと思います。





でも。




今から3ヶ月後、いや、1ヶ月もしないうちに、




再び、僕たちは、襲われることになるでしょう。




それは、今回の災害のように大きく、激しいものではありません。



むしろ、正反対と言っていい、穏やかな波です。



しかし、場合によっては、



生きている人間を生きたまま死人にしてしまうほどの大きな力を持っています。



その波の名は






「日常」





です。






僕たちは、



いつか死ぬのだということを、



そして、「死」は突然やってくるという事実を忘れ



「日常」という波に飲み込まれていくことになります。







もし、それを防ぐ方法があるのだとしたら、



それは、「今」という時間を利用するしかありません。






「自分はこのままでいいのか」


「たった一度の人生でやり残したことはないのか」


「やらずに後悔していることはないのか」




これらは、今までの日常生活では何の意味もなかった月並みな言葉です。



しかし、



月並みではない状況の今だからこそ、大きな意味を持ちます。



僕たちは、これほどの未曾有の大災害を「利用」して



ここで「自分の人生」というものを徹底的に見つめ直すべきなのです。





急がなければなりません。



昨日、渋谷の街には人が溢れ、店は電気を落としながらも通常通り営業していました。



それは、多くの人が待ち望んだ光景ではあったけれど、



同時に、3月11日以降に感じた危機感を忘れ始めているようにも見えました。






同じニュースを繰り返したり、普段通りのバラエティ番組を放送し始めたテレビは、今は一度消してください。




今、見るべきは――「自分」です。









――そして、1ヶ月後、3ヶ月後に



被災者の方たちのことを思い出してください。



そのとき、テレビのニュースは彼らを忘れ去っているかもしれませんが、



東京に住む僕たちが東北の方たちのためにできることが、



今より増えているかもしれないからです。



















「不謹慎」について


被災があってから、


冗談の発言や、バラエティ番組を流す放送局に対して




「不謹慎だ」




と糾弾する雰囲気が蔓延していて



僕も浮わついた発言は控えた方がいいのかなあなどと考えながら




昨日の深夜、自転車で事務所の近くを走っていたところ










猫が交尾してたんですよ。









お前らどんだけ不謹慎だと。






この、日本が一丸となって立ち上がろうというときに、





どこを立ち上がらせてんだと。






今、地震が来たとしても





地面が揺れてるのか、自分たちが揺れてるのかお前たちに分かるのかと。






なんなら、近くに自転車を止めて、交尾をやめさせるべきなんじゃないかと思ったんですよ。





でも、できませんでした。





まあ、猫は普通に生きてただけですからね。






で、思ったんですけど







「生きる」っていうのは「不謹慎」なんですよね。






寝たり、

ご飯食べたり、

セックスしたり、

欲求を満たすという行為は、不謹慎です。




言ってしまえば、



災害で亡くなった人たちからしたら、



生きてるというだけで僕たちは「不謹慎」なんですよね。





だから何をしてもいいというわけでもないと思いますけど、





震災があってから、一度でも「お前は不謹慎だ」と誰かを責めた人は、






天国にいる亡くなった人たちから





「お前だよ」





とツッコミが入っていると思います。















錦野あきら事件




※今回の【錦野あきら事件】はパソコンでの観賞をお勧めします




前回「ウケるエントリーシートの書き方」を書いているとき


大学4年に起きた出来事を思い出しました。


これはみなさんにとってたいした事件ではないかもしれません。


ただ、僕自身にとって、すごく大きな出来事だったので


ここに書かせて頂きたいと思います。



就職活動でほぼすべての企業を二次面接で落ちた僕は、


大学の卒業式に出席するかどうか迷っていました。


同期の人たちはみんな一流企業に内定を決めていたので


そんな場所に行ったところで楽しくないのではないかと思ったからです。


しかし、やはり青春の最後を飾る卒業式を経験したいという気持ちと


色んな人から


「ウチの大学の卒業式はすごいから出ておいた方がいい」


と聞かされていたので


迷った末、出席することにしました。




卒業式当日。



大きな花束を一つ買いました。




卒業式と言えばやはり



「告白」



です。



4年間のキャンパスライフで伝えられなかった想いをこの日に伝える。



「告白」こそが卒業式の醍醐味だと言えるでしょう。



ただ、僕に関して言えば、告白するような相手は一人もいませんでした。



めぼしい女性には、大学1年の時に告白し、ことごとくフラれた経験を経て



大学内は競争率の激しすぎるレッドオーシャンだと位置づけ



すぐさま学外のブルーオーシャンへと旅立っていたからです。



ただ、卒業式で告白したいけど一歩踏み出せない人がいたら、



ぜひこの花束を使ってもらおうと思いましたし



とにかく卒業式は色んな事件が起きるだろうから



小道具があるにこしたことはないと考えました。



逆に、卒業式に出るかどうかぎりぎりまで迷っていたので



この程度の準備しかできない自分を悔しくも思いました。




こうして僕は花束を片手に卒業式の会場に向かったのですが




電車に揺られながら、どんどん気持ちが昂ぶってくるのが分かりました。




大学の卒業式というのは一体どんなことが起きるのだろう。




みんな、全裸になったりするのだろうか?




全裸になって頭から酒を浴びたりして




そのまま地面をごろごろ転がったりして




ミス・キャンパスの女生徒に体当たりをしたりするのだろうか?




いや、そんなレベルではない、




僕の想像を絶するようなことが起きるかもしれません。




そんな期待で胸を膨らませた僕は、卒業式会場の横浜アリーナに到着しました。







***





2時間後―――。



横浜アリーナの片隅で一人、


花束の横に腰を降ろし、


うつろな表情で地面を見つめている僕がいました。




僕が想像していた卒業式のイベントは何一つ行われていませんでした。



目の前で開催されていたのは、











ビンゴでした。










司会者がマイクに向かって



「一等の景品は……車です!」



とか言うと、会場からは大歓声が上がっていました。




その光景に、僕は何度も目を疑いました。




これは、卒業式なのです。



青春が、終わる日なのです。



そんな大事な記念を飾るイベントが「ビンゴ」て。



しかも、こんなクソみたいな卒業式を、誰もが無批判に受け入れているのです。



告白するわけでもなく、



奇声を発するわけでもなく、



殴り合うわけでもなく、



全裸になってアナルを押し広げるでもなく、



男はスーツやタキシードを着て



女はドレスや着物を着て



シャンパングラス片手に優雅に話してるんですよ。





しかもね、





ぶっちゃけた話、僕、このとき留年が決まってたんですよ。




就職留年とかじゃなくて、普通に単位が取れなくて、留年してたんです。




だから横浜アリーナに着くや否や、クラスメイトたちから







「お前、なんでいるの?」




「お前、卒業できてねえじゃん」







とか散々バカにされたんですよ。



そうなるの分かってたから、卒業式出ようかどうか迷ってたわけ。





でも来た。



俺、来たよ。



つか、来年来たところで、知ってるやつがほとんどいないから


そんなの、青春の最後の一ページでも何でもないからね。


だから


卒業式に出席する資格がなくても、


肩身の狭い思いをすることが分かっていても


恥を忍んで、奥歯を噛みしめながら、卒業式来たわけですよ。




そんな断腸の思いで参加してるのに、



目の前にあるのは、



青春最後の祭典を、ビンゴで飾ろうとする学生。



そして、それを良しとする空気。



もう、腹が立って腹が立ってどうしようもありませんでした。



しかし、だからと言って、5000人もの卒業生が参加するこの場所で



何ができるわけでもなく、



僕は、会場の片隅で一人ビールを飲み続けていたんです。




こうしてビンゴ大会は終わり、卒業式はいよいよ終盤に近付いていきました。



司会者がマイクを持って言いました。



「それでは今から、スペシャルゲストライブを行います! スペシャルゲストは……」



そして、司会者がマイクに向かって叫びました。





「錦野あきらさんです!」





するとステージの緞帳が上がり、キラキラ光る豪華な衣装をまとった錦野あきらが登場したのです。



と同時に、会場の学生たちがめちゃくちゃに盛り上がり始め



「錦野あきらー!」「あきら最高ー!」



と叫びながらみんな一斉にステージの方に駆け出したのです。




(いやいやいやいやいや……)



僕は思いました。



確かに、当時、錦野あきらはとんねるずの「生でダラダラいかせて」に登場し



「スター・錦野」といういじられ方をして人気になっていました。




でも、




青春を謳歌するのに、ビンゴの車の景品とか、錦野あきらって必要ですかね?





そもそも卒業式なんて




わざわざ横浜アリーナなんかでやる必要ない。




大学のキャンパスで良い、




なんなら、ただの空き地で良い。




自分たちで面白いこと見つけて、




自分たちでバカやって騒いで



面白おかしく盛り上げていく




それが青春だろう!



それが青春の卒業式だろうが!





―――気づいたとき、僕は、花束を片手に持って、ステージに向かって走り出していました。



僕がやろうとしたことは、



本当に、たいしたことではありません。



このとき僕が考えたのは、




「ステージ上の錦野あきらに、花束を渡す」




ことでした。




よく、テレビで演歌歌手とかが、



ステージの合間に、観客たちから花束をもらうじゃないですか。



そしてもらった花束を手に持ったまま歌うじゃないですか。



あれをパロディしようと思ったのです。



本当に些細な、演出です。



でも、これは僕にとって、大きな意味がありました。




何のリスクを犯すことなく、ただ、与えられた卒業式を「お客さん」として消費する人間ではなく



自らの手で何かを生み出す人間でありたい



右手に強く握られた花束は、



僕のそんな想いが込められた象徴でありました。




僕は、人だかりになったステージをかきわけて、




ステージの最前列までやってきました。




しかし、そこで見た光景に、僕は戸惑いました。




ステージの前には柵が立てられていて、


ステージと柵の間には、警備の学生たちが立っていたのです。




↓こんな状況でした。









     錦野

―――――――――― 


◎  ◎  ◎  ◎  ◎
~~~~~~~~~~






― ステージの端

◎ 警備の学生

~ 柵








柵は僕の首あたりの高さでしたから1m50センチくらいでしょうか。


柵の向こうには、警備の学生たちが1m間隔くらいで配置されていました。


そして柵からステージまでの距離が2mくらいありました。



(どうすればいいんだ……)



僕は悩みました。悩み続けました。



花束を渡すには、柵からステージまでジャンプしなければなりません。


しかも、この2mという距離がやっかいで


足場の悪い柵の上からステージまで飛び移ることができるかどうか分かりませんでした。




しかし、僕には分かっていました。



ここで飛ばなければ、僕は大事なものを失ってしまう。



その「大事なもの」が何であるか、



具体的に言葉で説明するのは難しいけれども、



でも、分かっているのは、それが僕にとって「一番大事なもの」だということ。



錦野あきらの歌は、ラストに近づき、その日一番の盛り上がりを見せていました。



錦野あきらの熱唱が横浜アリーナ全体に響き渡りました。





「空に、太陽があるかぎり~」





僕は――自分の立っていた場所から、1mほど後ろに下がりました。



そして、曲が間奏に入ったのを見計らって、思い切りダッシュしました。




まず、柵の上に手をかけ、一気に柵の上によじのぼり、




そして柵の上からジャンプしながら叫びました。







「錦野さん! 錦野さん!」







そして、右手に持った花束を、錦野あきらに向かって思い切り伸ばしたのです。





――あのとき僕の視界に映った映像は今だ鮮明に覚えています。



まるでスローモーションのように、



視線を僕に向けた錦野あきらが、僕の視界からゆっくりと遠ざかっていきました。



僕の決死のダイブはステージまで到達せず、



監視員に足を掴まれた僕は、地面引きずりおろされたのです。




すると、その瞬間、左右から警備の学生たちが猛スピードで近づいてきて僕を取り囲みました。




↓このような状況になりました。










     錦野

―――――――――――
     ◎◎◎
     ◎水野◎
      ◎◎  
~~~~~~~~~~~ 









それから僕は、


頭を掴まれて、地面に叩きつけられました。


さらに、背中、脇腹にエルボーを何発も食らいました。


それから、無数の手で全身を地面に抑えつけられ、這いつくばった状態のまま、


ステージ右側の方へずるずると引きずられて行きました。











     錦野

――――――――――――― 
             ◎◎◎
            ◎水野◎
             ◎◎  
~~~~~~~~~~~~~





さらに、そのまま20mくらいずるずると引きずられていきました。











     錦野

――――――――――――――――――――――――――― 
                                    ◎◎◎
                                   ◎水野◎
                                    ◎◎  
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~           










そして、一番端まで引きずられ、そこから外に出された僕は、


首根っこを引っ張り上げられて


タメ年であろう学生からこう言われました。









「テメエ、2度とこんなことするんじゃねえぞ」








僕は「すみませんでした……」と涙目で謝りました。





僕の右手には、ぼろぼろになった花束が握られたままでした。








―――僕は、今でも、仕事で行き詰った時、そして、生き方に迷った時




あの日のことを思い出します。




今の俺は、飛べているだろうか―――。




錦野あきらに向かって、ジャンプできているだろうか―――。




好きでもない、ファンでもない、錦野あきらに向かって




「錦野さん! 錦野さん!」




と叫びながら、全力で花束を差し出せているだろうか―――。







そして、僕は



願わくば、



結果的に、取りおさえられ、ひきずられ、ほおりだされることになろうとも、



あの柵の上から、ステージに向かってジャンプする人間であり続けたいと思っています。










空に、太陽が、ある限り。













ウケるESの書き方



先日、ツイッター



「ウケるES(エントリーシート)の書き方を教えてほしい」



という質問がありました。



(ちなみに、エントリーシートというのは企業が新入社員を募集するときに使う応募用紙で、志望動機とか自己PRなどを書くやつです)




で、今、就職氷河期なんて言われてますけど、


僕が就職活動をした年は1999年。


まさに、未曾有の「就職氷河期」だと言われていた時代なんですよ。


その時代において、


僕のエントリーシートは、自分で言うのもなんですけど、バカウケでした。



エントリーシートのみならず、面接も、毎回爆笑の嵐でした。



一度、僕と一緒に面接受けにいった人から



「お前の部屋の笑い声、こっちまで響いてきたよ」



と言われたこともありました(実話です)。



だから、今回ツイッターで僕にこの質問をぶつけてきたのは



正直、正しい選択でしたよね。




で、ちなみに、僕のエントリーシートは↓の内容でした。







【自己PR】


中学高校時代を男子校でゲームオタクとして過ごした私は、まったく女性にモテませんでした。
そこで大学入学を境に「大学デビュー」を決意し、大学生活でのプライオリティはすべて「女性にモテる」に置きました。
そして、世の中にある恋愛マニュアル本を片っ端から読み、片っ端から実践していったのですが
結果、まったくモテるようになりませんでした。
というわけで、大学時代何を学んできたのかと問われれば「限りなくゼロに近いです」とお答えすることしかできませんが、どれだけ失敗しても立ち上がる「起き上がりこぼし」的な力を御社で活かしてかしていきたいと思います。








で、

このエントリーシートを見た面接官がすでにクスクス来てるんですよ。






面接官 「なるほど……。君、大学時代は、恋愛マニュアル本を読んできたんだね」



水野  「はい」



面接官 「ちなみに、どれくらい読んだの?」



水野  「正確な数字は分からないんですけど、

     心理学とか、脳科学まで含めたら100冊は軽く越すと思います。

     ……そういえばこの前、新宿の紀伊国屋行きましたら

     恋愛フェアというのをやっていまして、

     『ラブワゴン』と書かれたワゴンに

     恋愛マニュアル本がずらりと並んでいたんですけど、

     『ラブワゴン』に入ってた本、僕、全部持ってたんですよね」



面接官  「それはすごいね(笑)」



水野   「逆に、持ってない本があったらその場で速効で買いましたので
      結局はコンプリートすることになったと思います」




面接官  「(笑)で、マニュアル本を片っ端から実践したって書いてあるんだけど、
      具体的にはどんなことを試したの?」




水野   「はい。
  
      たとえば 『旅先から手紙を送ると非日常感が演出できてモテる』

      ということが書いてありましたので

      旅に出ました」



面接官   「それは、手紙を出すために?」



水野    「はい。女の子に手紙出すことをだけを目的とした旅でした」



面接官   「(笑)」



水野    「で、旅先から手紙を6通送ったんですけど」



面接官   「どうなったの?」



水野    「ちょっと気味悪がられましたね」



面接官   「それは、実行する前に気付かなかったのかな?」



水野    「ええ。一応は頭によぎったんですよね。

       『こんなことしても気味悪がられるんじゃないかなー』って。

       でも、

       僕が読んだ他の本に

       『考える前に行動しろ』

       って書いてあったんですよ」



面接官   「そこもマニュアル通りなわけだ」



水野    「はい」



面接官   「君、大学時代は他に何かしてたことはないの?」



水野    「特に無いですね。

       自分は優先順位を大事にするタイプなので。

       だから、

       恋愛マニュアル本を読んで、実践して、読んで、実践して……

       気づいたら、この席に座っていたという感じです」



面接官   「君、面白いね」



水野    「ありがとうございます」






こんな感じの面接がもう毎回バカウケで



僕も毎回



「これは確実に通ったなー」



と思ってほくほくしながら家に帰ったんですけど、
















ほぼすべての企業、二次面接で落ちました。












今だにはっきりとした理由が分からないのですけど、




僕のやり方は



なぜか二次面接以降、一切通用しなくなるんですよ。




当時、僕はこれを








二次の壁








と呼んでました。



そして、当時、僕はみんなから










一次の水野










と呼ばれていました。






というわけで、



「ウケるエントリーシートの書き方を教えて欲しい」と質問してくれた学生の方は



二次面接以降をどうすればいいのか教えてくれるOBの方を見つけて




その人のやり方と、僕のやり方をうまいこと組み合わせれば、確実に内定が取れると思います。




応援してますので頑張ってください。






ちなみに、二次面接以降どうすれば通るのか分かったら












一応、info@mizunooffice.com宛にメールもらっていいですか?










僕も来年以降どうなってるか分からないんでね。












アメブロ削除事件



昨日(2月13日)の夜、


なぜかブログの最初のエントリー記事である「オナニー事件」が跡形もなく消えていました。


このことをツイッターでつぶやいてみたところ




■「オナニー」という卑猥な単語がタイトルに入っていたから削除されたのではないか




と言われました。


それを聞いて僕は




「これは大問題になるぞ……」




と冷汗が止まりませんでした。




いや、確かに、アメーバブログさんの判断は間違っていないと思います。


日本最大のブログサービスと提供しているわけですから、


健全なイメージを守らなければなりません。


卑猥な表現やアダルト関係を取り締まるのは大事だと思うんです。



ただ、


「オナニー事件」


は、アップされるや否やネットユーザーの皆さまから






クソワロタw






および







クッソワロタw







の称号をいただいた、



ブログの歴史に新たなる金字塔を打ち立てたエントリーだと思うんです。



いや、こんなことを言うと



「何を自画自賛してんの?」



という声が聞こえてきそうですが、




僕自身も、あの記事を書いていたときの記憶がありませんからね。




白目むいて、口からよだれ垂れ流して




朦朧とする意識の中で、遠くに聞こえる神の声を書き写していただけですから。





だから、今回の件は

そういった事情を知らないアメーバ事務局の方が
既存のルールに従ってしたことなのでしょうけど、




サイバーエージェントの藤田晋社長には申し訳ないことをしたなと思いましたね。




まあ彼とはほとんど面識がありませんけど、




笑いの分かる人だと聞いてますんでね、




偽物と本物の違いが分かる男だと聞いていますんでね、




↓こんなメールが確実に送られてくることになるだろうなと思いました。








件名:藤田晋です



水野さんへ。


このたびの、「オナニー事件」を誤って削除してしまった件に対して深くお詫び申し上げます。


今朝の朝礼で、私は、アメーバブログ管理局の社員全員の前で怒号をあげました。


いつもは「物静か」「クール」「イケメン」で通っている私が、
気づいたときには大声で叫んでしまいました。


「オナニー事件を削除したやつはどこのどいつだ!」と。


それから、小1時間、私は渋谷の街全体に響くような声で、社員たちを怒鳴りつけました。


「みんな、よく聞いて欲しい。

 確かに、我がアメーバブログは「健全」で「クリーン」なイメージを守ることを大切にしてきた。
 
 それゆえに、今、日本で最大級のブログサービスの地位を得ることができたと言えるだろう。

 しかし!

 だからと言って、いつ、私が、新しい挑戦、新しいサービスを妨害するようなことを
 して良いと言ったんだ!?


 私はいつも言っているだろう!











 藤田晋の 晋 は 普通の 普 とは違うんだ!










 私は、いつも君たちに言ってきた。

 我がサイバーエージェントは何世紀先にも残る「普遍的」な会社を目指していると。

 しかし、

 だからこそ、「普通」のことだけをしていてはならない。


 常に新しい挑戦をし、新しいサービスを生み出さなければ


 ビジョナリー・カンパニーとして生き残ることはできないんだよ!


 そして、私たちにとっての新しい挑戦こそが、


 水野敬也先生の「オナニー事件」だったのではないのかね?!


 あのエントリーはまさにビジョナリーだよ。


 何世紀にもわたって語り継がれることになる、ビジョナリー・エントリーだ!



 ああ、確かにあんな記事を放置しておいたら、お客様からのクレームは来るだろう。


 「アメブロはいつから下品な下ネタブログになったんですか?」と言われるだろう。


 毎日のように言われるだろう。


 しかし、だからと言って「オナニー事件」を削除するのではなく、



 お客様に対して、




 「あの記事は、単なる下ネタブログではありません。いわば芸術なんです」



 「村上隆とかと、同じジャンルです」



 「マジで」




 このように懇切丁寧に説明してお客様にご理解いただくこと、


 それこそが日本の未来を作る私たちに課された使命なんじゃないのか!? 」



 ―――最後、私は涙目になっていました。


 ―――そして、マークシティの社員全員の瞳にも涙が溢れていました。


 それから、私は社員たちと抱き合い、肩を叩きあい


 「オナニー万歳! オナニー万歳!」


 と互いに称え合って今朝の朝礼を終えたのです。



 そのあと、社長室でオナニーしそうになりました(笑)。



 ……というわけで、今回のことは水に流して頂き、


 決して他のサイトでブログを開設することなく


 当社のアメーバブログにて


 水野先生の自由で楽しく笑えるブログを

 
 末永く書いていただけたらと思います。



 藤田拝









件名:ミクシィの笠原です。



水野先生、お初にお目にかかります。


ミクシィ代表取締役の笠原と申します。


水野先生のブログの「オナニー事件」がアメブロで削除された件、おうかがいしました。


正直、開いた口がふさがりませんでした。


何を考えているんだアメブロはと。


どこがアメーバかと。何の柔軟性もないじゃないかと。


思わず、マークシティに乗り込んで藤田社長に直訴しそうになったところを


副社長を始めミクシィ取締役陣に抑えつけられ、


「まずは水野先生にメールを」


と説得され、こうしてメールを書かせて頂いている次第です。


今回メールを差し上げたのは


水野先生もすでにお察しのことでしょうが、


これを機会に、ミクシィでブログを開設いただきたいと思ったからです。


もちろんブログを始めて頂けた暁には、

ミクシィ全社を挙げて先生のブログをバックアップさせていただく所存でございます。



……とは言いましても、


水野先生は、一説によると



1文字1万円



と呼ばれるほどの価値の高い文章を書かれると言われ


しかも、ブログに関しては



「お金とかそういうんじゃなくて、なんつーか、世界を笑顔にしたいんだよね」



という高い志を持たれて書かれているとおうかがいしました。


ただ、私は水野先生の大ファンでございまして


「夢をかなえるゾウ」


だけではなく、それ以外の著作もすべて読ませていただいております。


そして特に


「『美女と野獣』の野獣になる方法」


では感銘を受けました。


あの内容によると


水野先生は


イケメンが大の嫌いであり、


イケメンを倒すことをすべてのモチベーションとして努力を重ね、


今の地位を築いたということを知りました。



そこでこちらをごらんください。









ウケる日記-笠原社長


私、イケメンではございません。






この、イケメンでは無い私に免じて
なんとかミクシィでブログを開設していただくことはできないでしょうか!?


ご検討のほどよろしくお願い致します。








件名:三木谷です。


楽天の三木谷です。


水野先生の「オナニー・アクシデント」(現在楽天では英語が公用語なので社内ではこの呼び名で通っています)

がアメブロで削除されたとき、感動で震えが止まりませんでした。

私はこう思ったのです。


「これで、水野先生が楽天日記に戻って来てくれるかもしれない」と。


水野先生が長年に渡る沈黙を破り、


突然アメブロでブログを再開し、その文章を読んだ時、私は悔しさのあまり涙を流しました。


それは、「なぜ水野先生は楽天を選んでくれなかったのか」という思いもありましたが


それより、なにより、


一番最初のエントリーの「オナニー・アクシデント」があまりにも素晴らしかったからです。


思い起こせば7年前、


一陣の風のように楽天に舞い降りた先生の「ウケる日記」は、
その年の「楽天オブザイヤー」に輝きました。


当時のブログも本当に素晴らしかったのですが、


今回の「オナニー・アクシデント」を読んで、私は確信しました。



現在の水野先生の「ウケる日記」は、



そのクオリティの高さ、世間からの注目度、影響力、すべての点において












TBS以上の価値があります。










単刀直入に言います。


私は――いや楽天は、


「ウケる日記」が欲しい。


どんな手段を使ってでも、「ウケる日記」が欲しいのです。



ぶっちゃけた話、いくら用意すればよろしいでしょうか?



最悪、



マーくんと岩隈を放出することになっても構いません。



背番号18番も差し上げます。



星野監督も差し上げます。



ぜひ、もう一度楽天に戻ってきてください。



そして一緒に、日本に笑顔を取り戻しましょう!
















……と、こんな感じで


日本を代表するIT企業各社の代表の人たちから続々とメールが届くことになるんじゃないかと想像し、


布団に入ってからも


「明日は大変なことになるな……」


と興奮でなかなか寝つけなかったのですが、


2月14日の今朝、僕の受信メールボックスに入っていたのは↓のメール1通だけでした。














『クックパッド編集部』

 ■ ━ ■ ━ ■ ━ ■ ━ ■ ━ ■ ━ ■ ━ ■ ━ ■

       れぴまが - 2011年02月14日 月曜日

   夕食後に渡すチョコを隠して ソワソワしながら夕食作り 

 ■ ━ ■ ━ ■ ━ ■ ━ ■ ━ ■ ━ ■ ━ ■ ━ ■













PS.


サイバーエージェント藤田様
ミクシィ笠原様
楽天三木谷様
(登場順)




今回の記事は、

経済不況・就職氷河期・政治不信を始め、暗いニュースに満ちた日本を笑いで明るくしたい一心で書かせていただきました。


もちろん、誹謗中傷を意図したものではありませんし、


もっと言うと、僕はみなさんを心から尊敬していますし、


この3人の大社長がいれば日本は安泰だと考えていますし、


この3人になら抱かれてもいい、ぜひ抱いて欲しい(特に笠原社長に)と思っています。


本当に申し訳ありませんでした。
(土下座しながら)











エクセルシオール事件



いやね、中には良い人もいると思うんです。いると思うんですけど、


もう、白人の傲慢さにはハラワタ煮えくり返ることがあるんですよね。


先日、エクセルシオールカフェに行きまして、


アイスカフェラテが出てくるのを待っていたんですけど
こういうときってカウンターにへばりついてカフェラテ待たないじゃないですか。
ちょっとスペース開けて待ちますよね。

だから↓の感じで待ってたんですけど、
















※ ~ がカウンターでコーヒーが出てくる場所です。
  □ が空間(空いてるスペース)を表します。






でね、

↓の状況になったわけです。








僕 ←白人









これ僕の背中側のスペース空いてるんで、全然通れるんですよ。


いや、確かにそのまままっすぐには通れなかったかもしれませんよ。


でも、ちょっとね、ほんのちょっと体を傾けたら絶対通れるんですよ。


しかも、この白人、別に飲み物とか持ってたわけじゃないんですよ。


完全に手ぶらなんですよ。完ぶらですよ。



でも、こいつがね。



僕に対して、


とんでもないことやらかしてきたんですよ。



なんと、



……いや、これ文章で書くのはやめますわ。



文章だけだとこの白人の愚の骨頂ぶりがちゃんと伝わらないかもしれないんで、



このときの白人の行動を、忠実に再現した写真を撮りました。



↓こちらをご覧ください。













ウケる日記-白人
※ モデル……山本くん(事務所の社長です)






ちなみに、これ全然大げさじゃないですからね。


個人的には口のあたりをもっとひん曲げてもらいたかったんですけど


山本が「これ以上は無理だわ」と言ってきたんで


妥協せざるを得なかったんですけど


この白人はね、


僕の目の前でマジでこんな顔して、手広げて



「お前がそこにいたら通れなくね?」



っていうジェスチャーかましてきたんですよ。



もう、空いた口がふさがらなかったです。




お前は何様だと。




ベトナム戦争で何を学んできたんだと。




このアングロサクソン野郎がと。




ただ、結論を言うと、




すぐに道譲りましたよね。








アルカイックスマイル(微笑)しながらね。






だって文句言おうにも、英語で何て言ったらいいか分からんかったからね。



でも、


こういうこと書くと




「おいおい水野、日和(ひよ)ってんじゃねーぞ」




って言ってくる人いるんですよ。





つか、あんた、今、そう思ってない?





この際言っときますけど



私、人生で一度も日和ったことありませんから。



中学時代にも、校内で誰も歯向かえなかった番長の岡(色黒)に、ゲーセン仲間集めて

「あんなやつ黒豚じゃん。いつでもやってやるけど」

と陰口を言って、その陰口が高橋経由で岡にバレてシメられそうになりましたからね。

(これはウチの学年では「黒豚事件」として知る人ぞ知る事件なので
 どこかでお伝えする機会があるかもしれません)



というわけで、



水野がこの事件をこのまま放置するはずがないんでね、



すでに反撃するための準備を始めているわけです。



で、


実は、ウチの父親、高校の英語教師なんですわ。



2年後に定年なんですけど、英検一級と通訳の免許持ってて



英語力は相当なものがあるんです。



だから、この事件があったあと、



速効で、父親にメール送りましたよね。





 敬也です



 お願いがあるんだけど、
 ちょっと仕事で使うので
 文章英訳しといてもらえますか?




それでこの後に、
僕がエクセルシオールカフェで白人に言うべきセリフを書いておきました。
言うまでもなく「ちょっと仕事で使うので」というのはウソです。
父親には仕事で何度か英訳を頼んでいるので
そう言った方がスムーズに事が運ぶのです。



そしたら父親からすぐに返信が来ましたので

ここに掲載させていただきます。







 敬也へ



 エクセルシオールとベローチェの英語は分からなかったので
 カタカナ表記のままにしておいた。
 blogger のスペルも新しい言葉で辞書になかったので、
 100%正しいかどうかわからない。
 あとは問題ないだろう。




(以下英訳)

 






「 No, the space behind here , it's entirely blank ! 」


「いやいや、ここの後ろのスペース全然空いてるし!」








「 You find there is a space here, don't you ? Look ! Can't you see ? How is your eyesight ? Shall we go to ophthalmology togeher ?  」


「ここ隙間あるでしょ? ほら、ここ見えない? 君、視力いくつ? 一緒に眼科行こうか?」








「 Will you remove me from this place or will you die here ? There is only one choice for you. 」    


「俺をこの場所からどかすのか、お前がこの場所で死ぬのか、2つに1つだ」








「 In Japan I'm so-so famous blogger ! 」
 
「俺は日本じゃ、そこそこ名の知れたブロガーだぞ!?」









「 Go away from me right now ! Otherwise,
 
「俺の目の前からすぐに消えな。でないと……




it will end in the signboard of エクセルシオール turning into the color of ベローチェ. 」

エクセルシオールの看板が、ベローチェ色に染まることになる」













ゴッホの耳切り事件



前回のブログのエントリーが「オナニー事件」でしたので



「こいつ、下ネタ以外書けねえんじゃねえの?」



と思った方も大勢いらっしゃると思いますので



今回はもっと高尚な話といいますか、



「ゴッホの耳切り事件」



を取り上げていきたいと思います。



「ゴッホの耳切り事件」とは、
ゴッホが南フランスのアルルでゴーギャンと共同アトリエ生活を始めたのですがうまくいかず、最後はゴーギャンとケンカをして自らの耳を切り落としてしまったという事件です。
このことをきっかけにゴッホは精神病院に入ることになってしまいました。


ただ、当時、芸術家は貧しかったので、ゴッホは
「共同生活をすることで生活は楽になるし、芸術文化も向上する」
という志を持って共同生活を始めたのでした。



僕はこのゴッホの考えに非常に共感していまして、というのも
(ゴッホと自分を比べるのもおこがましい話ですが)僕は大学を卒業してから
ずっとお金がなくて、24歳の頃から色んな人たちと共同生活をしてきたからです
(現在も山本くんと同居しています)。




そこで、去年、



国立新美術館で「ゴッホ展」が開催されていたので行ってきたんですよ。



そこでゴッホとゴーギャンが共同生活をしていたアトリエの見取り図が
公開されていたんですけど、



それを見て衝撃を受けました。



ゴッホとゴーギャンの部屋の位置関係がこうなってたんです。












ウケる日記-ゴッホのアトリエ


この間取りは揉めるわ。





正直、ゴッホは相当アホですよ。




だって、ゴーギャンが深夜にトイレ行くとき、ゴッホ起きますからね。
ゴーギャンはゴーギャンで
「今、トイレ行ったらゴッホ起きちゃうかな……」
とか気遣いますし。

こんな間取りで共同生活がうまくいくわけないんです。





ただ、そんなことはどうでもよくて






この間取りから察するに、



















ゴッホもゴーギャンにオナニー見られたんじゃないかな。










オナニー事件



突然ですが、


ブログを再開させて頂くことにしました。


というのも、


つい先ほど、どうしてもブログに書かねばならないような出来事が起きてしまったのです。



―――思い起こせば、7年前。



楽天でブログを始めた日のことを思い出します。



あのとき僕がブログを書くきっかけになったのも





「自宅に帰ったら椅子の上に巨大なウンコあった」





という出来事でした。(実話です)


(もしこのブログが続くようであれば、あの出来事については
 もう一度詳しくお伝えすることもあるでしょう)



あの椅子にこんもりと盛られた巨大なウンコを見たとき


「この出来事を誰かに伝えなければならない」


そんな使命感に駆り立てられ


無我夢中でキーボードを叩きました。



そして今、


僕はまさにあのときのような使命感に駆りたてられながら、キーボードを叩いています。



事の発端は、



僕がアマゾンで本を買ったことにありました。



今回、僕はブッダ関連の本を数冊買ったのですが、



その本と一緒に



エロ漫画を買ってしまったんですね。



いや、これも僕が悪いというより100%アマゾンが悪いんですけど、




「水野敬也さんにお勧めの本があります!」




とか勧めてくるんですよね。

さらに


「この本を買った人はこんな本も買ってます!」



とか勧められると、ついついそっちも見ちゃうんですよね。



で、僕の趣味はエロ漫画収集なわけじゃないですか。



むしろ本業はそっちみたいなとこあるじゃないですか。



分かる人にしか分からないと思うんですけど



「ANGEL世代」のど真ん中じゃないですか。



それで中学生の当時からずっと今に至るまで



世のエロ漫画というものに目を光らせてきている僕は



もう、分かるんですよ。



タイトル、装丁を含めた作品全体から発せられるオーラで



そのエロ漫画がどれくらいのクオリティなのか。



具体的に言うと、どれくらい抜ける代物なのか、



つまりは、





「抜ける」かどうか「見抜ける」男なんです。






で、今回買ったエロ漫画なんですけど、



ある作家の、初の単行本で


その作家については知りませんでした。


つまり、予備知識がほぼない状態で、


そのエロ漫画を買えるか、買うに値するか。


ちなみに、エロ漫画好きって言いましても、


やたらめったら買うわけじゃないんでね。



「エロ漫画ソムリエ」としてのプライドがありますから。



「外す」という行為はお金だけの問題じゃない。



僕の審美眼に関わる「心の死活問題」なんですよ。



そこで、1つだけあったアマゾンのレビューを食い入るように読んで
(4回ほど読みました)


そのレビューが内輪の人の書いたものなのか、そうでないのか


感情的になりすぎていないか、マニアックになっていないか


レビューをしている自分への陶酔はないか


それらの情報を整理分析した結果、




「GOだ」




と判断して、買ったわけですよ。



そんなにまでして買ったエロ漫画を差し置いて



誰がブッダ読めるんだって話じゃないですか。



それができたらもう悟り開けてるよって話じゃないですか。



だから速効でアマゾンのダンボール開いて



エロ漫画にまっしぐらに向かいましたよね。



そしたら、まあ、




「さすが、俺」



でした。



「見事、俺」


でした。


ちょっと早めの



「俺、オブ・ザ・イヤー」



でした。



まあ、完璧な当たり作品だったんですよ。



ただこういうことを書くと


「お前、タイトル教えろよ」って言われるんですけど


それは言えません。言えるかボケ。


こっちは良いエロ漫画にたどり着くまでにどれだけの金額と労力使ってるんだって話なんですよ。


エロ漫画ソムリエとして有料メールマガジン発行したいくらいの勢いなんですよ。



(※ただこういうこと書くと「水野の本の印税は全部エロ漫画に消えてる」みたいなこと言う人がいるんですけど、僕は車とかも持ってませんし、趣味も全くありませんし、寄付もしてるし、エロ漫画は基本中古品なんで、ってなんで俺がわざわざここで言いわけせんといかんの? 
いいじゃない、水野頑張ってんだから! エロ漫画くらい買わせてあげなよ!)




ま、というわけで漫画のタイトルは教えられませんが、


著者の方には直筆の手紙を送ろうと思ってます(マジで)。


こういうの大事なんですよ。


エロ漫画っていうのは、


はっきり言って、消費者の質も良くないですから。


アマゾンのレビューとか見てると、

分けわからんところホメたり、

良いところをけなしたりしてますから。


著者はそういうの見てますからね。


ダメな客に潰されたエロ漫画家何人も見てきてるんですよ、こっちは。


だからちゃんと直筆で



「主人公の男性が最初インポであるという設定にしたことによって
 ここでの女性の行動にリアリティが出ていて素晴らしい」

「ここですぐに女性が感じ始めず、ぎりぎりまで抵抗したのは素晴らしい」



などと書くのです。


たぶん、通常のエロ漫画家の消費者たちはここまでやらんと思うからね。




良質なエロ漫画市場は、今後も水野が支えていきますよ。





まあ、というわけで



アマゾンのダンボールを開いて2分後にはズボンを降ろしていましたよね。



そしたら事務所の僕の部屋がノックされて、



Hっていう名前のアシスタントが入ってきて



僕は必死にズボンを引き上げたのですが



まあ、作品が素晴らしかっただけに、


その世界に没入していた僕は


完全にタイミングが遅れまして、



そしたらHもおどおどしながら

「今日飯僕作りますんで」

とか言って僕もズボン上げながら

「た、頼みます」

とか言ったんですけど、



もう空気がピリピリ来てるんですよ。



つーか、エロ漫画がそのまま机の上に出しっぱなしになってるんですよ。



僕はこのとき直感しました。



「あ、これは完全に見られたな」と。








―――僕、今年で35歳なんですよ。




しかも、見られた相手、親じゃないですよ。



アシスタントですよ。



事務所でオナニーするような男のアシストを、誰がしたいんだって話じゃないですか。



最初は



■ オナニーを見たHを口止めする



ということも考えました。


しかし、これは大きな危険が伴うということが分かりました。


というのも、秘密というのはゆくゆくはバレるものですし、


なによりこの口止めという行為を含めてバレてしまったら



「水野は部屋でオナニーをしていて、さらにその事実を隠蔽しようとした」



という、巨大な恥の上にさらに巨大な恥を塗り重ねる、もう、恥のスカイツリーですよ。



しかし、



しばらくすると



僕は、この問題が単なる恥ずかしさだけにとどまらないことに気づいたのです。



現在事務所では、今、僕だけ個室を割り当てられており、



他のスタッフたちは全員大部屋にいます。



そして僕たちは
「心地良いスパルタ」
をスローガンに


できるだけ長時間頑張ることを目標に仕事を続けてきました。




そして、




「部屋でオナニーする」という行為は



この信念に完全に反することになります。





すると、事務所の士気が下がり、




みんなが仕事をしなくなり



ゆくゆくは事務所が経営できなくなっていくということも



全然起こり得るのです。




オナニー倒産です。





僕は―――考えました。




その事態を防ぐために、



考えに考え抜きました。






まだ抜いてないのに、考え抜きました。




そして、一つの結論に達しました。




それは、過去の偉大な人たちすべてがこの選択をしたであろうと思われますが、



それは、





「正直に話して謝罪する」




ことでした。


変に取り繕おうとせず、間違っていたことを認めて謝罪する。


これしかないと考えたのです。



そして、それはHが他の人に言う前に、


自分の口から言わなければならないと考えました。



そこで僕はすぐに



「みんな集まってほしい。今から大事な話がある」



と事務所のスタッフ全員を集めました。


今までこんな風に皆を集めたことはありませんでしたので


事務所には緊迫した空気が漂いました。


1年以上事務所に来ているOが泣きそうな顔で言いました。


「もしかして、事務所、閉鎖とかですか?」


僕は言いました。




「それを防ぐために、みんなに集まってもらったんだ―――」



そして、僕はみんなの前で正座をし、拳を膝の上で握りしめました。


どうしてこんな年になってまで、


こんな恥ずかしい思いをしなければならないのか。


こういう思いをしたくなくて


俺は、ひたすらに頑張ってきたのではなかったか。


しかし、どれだけ小さくても、悪の火種は摘み取っておかねばならない。


それが、永続的に繁栄するための唯一無二の方法なのだ―――。



僕は自分にそう言い聞かせながら、震える声で言いました。













「実は……先ほど……部屋でオナニーしてました。すみませんでした――」













するとHが言いました。





「あー、そうだったんですか?」







―――え?







「いや、俺、水野さんの部屋入るの初めてだったんで、どこに座ってるかも分からなくて」






―――は?






「言われなきゃ分かんなかったですー(笑)」










茫然自失となった僕は、


ふらふらとした足取りで部屋に戻り、


椅子に座って頭を抱えました。













一体、これ、何?













一体、この出来事は何だったのか。


意味の無い逡巡。


そして、意味の無い告白。


神は一体、何の意図があって僕にこんなことをさせたのか。


ひたすら考え続けました。



すると、そのとき、頭の中で声が聞こえてきたのです。







「ブログ、書きなさいよ」







声は続きました。




「どうせスタッフ全員にバレちゃったんだから、
 みんなにバラしちゃいなさいよ。
 そしたら、いつか、君もこう思えるかもしれないよ。
 『ああ、あのときオナニー見られたって勘違いして良かったな』って」




このとき、姿は見えませんでしたが、





僕にはこの声の主が誰なのかはっきりと分かりました。













ブッダです。











まだ1行も本を読んでませんが、



というかブッダの本は現在もアマゾンのダンボールの中に置き去りにされたままですが



あれは、間違いなく、ブッダからのメッセージでした。



そんな神の啓示を受けたこの日を記念して、



ブログを再開させていただこうと思います。



今後ともよろしくお願い致します。















新刊情報
2年半ぶりの新刊です。
「人生で大切な4つのこと」が楽しく学べる本です。増刷決まりました!
プロフィール

mizunokeiya

Author:mizunokeiya
はじめまして。
水野敬也です。
著作は「夢をかなえるゾウ」、「ウケる技術」、「雨の日も、晴れ男」、「『美女と野獣』の野獣になる方法」、「大金星」。DVD作品「温厚な上司の怒らせ方」の企画・脚本も担当しました。
ウケるメールマガジン

最新記事
水野敬也関連作品
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。