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スパルタ婚活塾 第4講「アウトレット理論」

さて、講義もいよいよ4回目になるのだが、こうして恋愛講義を進めていくと必ずといっていいほどこう言うやつが現れる。

「恋愛技術とか教えてもらっても、そもそも出会いがないから意味ないっス」

そんなことを言うお前に対しては、まずパンティをひっぺがし「ジョイナス!」と叫びながらナスを手渡すことになるだろう。お前は一生、ナスを恋人として生き続けよ。 

「出会いがない」というのは完全な言い訳である。

先日、ジョナサンで原稿を書いていたら隣に座っていた女2人がこんな会話をしていた。

「この前、『ロマンティックポエムの会』に参加してきたんだけど」
「え?何それ?」
「ロマンティックポエムの会っていうのは、ロマンティックな言葉が好きな人たちが集まって、ロマンティックな言葉を発表するんだけど」
「何なのよその集まり……」

 女友達と同様、俺も唖然とするしかなかったが、しかしその女はロマンティックポエムの会で出会った男と付き合っているという話なのである。
俺は心の中で思った。
「天晴!」と。
俺も大学時代、女との出会いを求めて、料理教室に体験入学したことがある。茶道教室にも顔を出した。手芸教室に行ったときはさすがに何か違う気がした。しかしそれらを凌駕する「ロマンティックポエムの会」。正直、俺でもひく。
しかしお前たちは出会いを求めるということに対してこの女くらいハングリーでなければならない。
出会いを制する者は、婚活を制するのである。
が、しかし。
出会いの場に行っても女の場合「男から声を掛けられるのを待たねばならない」という難しさがある。確かに世の中には自分からガンガン声を掛けて男を落としてしまうストロングスタイルの女も存在するが、やはり女は自分から声を掛けると価値を下げてしまうというのも事実なのである。
 この点に関しては、巷にある多くの婚活マニュアルが「エレガントに振る舞って男から声をかけられるのを待ちましょう」と言っているが、どれだけエレガントに振る舞ったところでやはり男は美人に群がってしまうのが現実だ。
 では、どうすればいいか。
 出会いの場に顔を出し、男からどんどん声を掛けられる状態を作り出すにはどしたらいいか。

 実は、この問題に関しては、大学時代、俺も同じような悩みを抱えていた。
 いや、男である俺は自ら声を掛けることができるのだが、しかし、20歳前後の女たちは「イケメン」に重い価値を置いていた。
そこで俺は、顔面のすべてを両手で隠し、アゴのラインだけを相手に見せて

「ブラッド・ピット!」

と叫ぶという持ちネタで凌いでいたのだが、しかしそれでも、「今度飲み会しよう」とか「今度友達紹介する」という流れになったとき、どうしてもイケメンを必要としたのである。

そこで俺の周りには常時、数人のイケメンがいたのであるが、その中でも特に俺の中で特に重宝していたのが林さんと、西原さんだった。

 林さんは、身長は183センチ、顔は加勢大周をさらに甘くしたようなマスクの持ち主であり、外見の好みが比較的多様である女でも、彼を見て「カッコ良い」と言わない女はほぼいなかった。
 もしかしたら俺の話を聞いているお前は、「そんな人を女の子に紹介して大丈夫なのか。アゴのラインだけでどうやって太刀打ちできるのか」と思うかもしれない。
しかし、その危険性はほとんど存在しなかった。
なぜなら、林さんは、バカだった。
筋金入りのバカだっのだ。
当時、飲み会で割り箸を使ったネタがあって、数字の「4」に2本の割り箸を使って半分にするというクイズがあったのだが、ちなみに答えは1本の割り箸の先を折り曲げて√4を作るというクイズだったが、林さんは「ルートって何?」となり、そこで九九を言わせてみたのだが、7の段から若干怪しくなるという事件があった。さらに、当時飲み会のコールで「(中略)そーれそれそれズッコンバッコンズッコンバッコン!」というのがあったのだが、林さんはこのコールのとき決まって、少年のような笑顔で「ズッコンバッコンズッコンバッコン!」と叫びながら激しく腰を振るので必ず女が引いていた。それでも腰を振って「ズッコンバッコン!」と叫ぶ林さんの姿は、「太陽だと勘違いして電灯の周りを飛び続け、最後は死に至る羽虫」を思わせるものがあった。

 そして、西原さんは、大学の先輩だったのだが、彼は鼻筋が通った欧米人のようなマスクでさらに長髪が似合うという数少ない人だった。
 ただ、滑舌が悪すぎて何をしゃべっているかよく分からなかった。
 しかも、酒を飲むと、ほとんど睡眠薬を飲んでいるんじゃないかというくらい、寝つきが良かった。
 こうして俺は飲み会で、林さんと西原さんを、水戸黄門における角さん助さんのように連れ歩き、林さんのバカさにツッコミを入れながら笑いを取り、飲み会のたびに寝てしまう西原さんを介抱し、「先輩を大切にする温かい男」をアピールしていたのである。
この話を聞いてお前は「人間関係を手段にするひどいやつだ」と俺を罵るかもしれに。しかし俺はそんなお前に対して、ビルズのパンケーキの乗った皿を、クッションとなるパンケーキを取り除いた上で、顔面に叩きつけることになるだろう。
 自分だけが得をして相手に害を与えるのを自然界では「寄生」と言い、それに対して双方が利益を得るのを「相利共生」と呼ぶ。
 そして、俺と林さん、西原さんは、まさに相利共生を築いており、それはクマノミとイソギンチャクの関係に酷似していた。
 クマノミはイソギンチャクの中に住まわせてもらう代わりに、イソギンチャクのためにエサを持って来る。
 俺は、2年留年していた大学の先輩の西原さんのために、ノートをすべてそろえた。西原さんが大学を卒業できたのは俺のおかげと言っても過言ではない。
 また、クマノミはイソギンチャクの敵を追い払うことがある。
 そして、イベントサークルで有名人だった林さんが揉め事を起こしたとき、俺が矢面に立って解決したことがあった。
 当時、こんな俺の行動に対して「お前、イケメンに媚びすぎ」とバカにしたやつがいた。「もっと自分に自信を持て」と笑う連中もいた。
 しかし、俺がイケメンにこだわった理由はシンプルである。

 女が、イケメンを求めていたからだ。

 現実として、「飲み会をしよう」と誘っておいて、待ち合わせ場所にイケメンがいないと盛り下がるのである。
 しかし、俺は、イケメンが好きな女のことを「男の見る目がないやつだ」とは決して思わない。
 自然界では、クジャクのオスは、美しい羽でメスにアピールする。そしてメスは、羽の目が130個以下のオスには見向きもしない。
これが現実である。これが、神の創りし世界なのである。
しかし、だからと言って、イケメンに屈するわけではない。そんな気は毛頭ない。
あくまで自分は「アンダーワンハンドレッドサーティ(UOT)」であるという認識を持ちつつ、そして、女の気を引くための「目玉」を用意しつつ、その上で――顔全体がブラピに似ているよりも、アゴのラインのみ似ているクマノミの俺が魅力的であると、女にプレゼンし続けるのである。


 これが俺の提唱する「アウトレット理論」だ。


 店頭に置けばすぐに売れていくような最前線のブランド美人ではなく、ワケあり、傷ありのブランド美人を身にまとえ。そうすることで、出会いを劇的に増やしつつ、自分を魅力的に見せるのである。
 エグい戦略だと感じるかもしれないが、美人ではないのに超一流の男を捕まえている女で、このアウトレット理論を使っていない女を俺はほとんど見たことがない。


 それでは最後に。
 男の目から見て「アウトレット美人」の特徴を挙げておくので参考にしてほしい。身の回りで以下のアウトレット美人を見かけたら全力で捕獲すること。

「地味」美人   重宝度★★★☆☆

顔のパーツだけとってみると上戸彩バリに奇麗なのであるが、化粧が下手で服が地味、毛の処理が甘い女である。過去に、こういう開発されていない美人を「自分色の染め上げたい」という男――リチャード・ギア科――という生物が存在するという噂がまことしやかに囁かれたことがあったが、結論を言えば、あれはUMAであった。そんな面倒なことをしたいと思う男は皆無である。
地味美人は、飲み会の待ち合わせ場所では「おっ、今日の飲み会レベル高くね?」と男に思わせたり、遠目から見て「お、あの子可愛いくね?」と男に思わせられるので、声を掛けられる機会が増えるが、いざ近くでしゃべり始めると「なんだかな……」と男を萎えさせることが多いので重宝するだろう。



「笑い方が変」美人   重宝度★★★☆☆

「笑い方が変」というのは女にとって色々な意味で致命的である。というのも、男は女を笑顔にすることを最大の喜びとしている生き物であり、その笑顔が魅力的でないということは男の様々なモチベーションを引き出せないということだからである。過去に、女優の卵をしている人で「笑い方が変」美人がいて、笑うときに「カカカカ!」と笑いながら肩をぐわんぐわん揺らすのだが、それを見て「うわー、なんだかこの人笑い方変だなぁ」と思っていたのだが、後から他の男に聞いてみたところ「あの笑い方は異常」「途中からあの子が笑う瞬間に『来る!』と身構えるから会話に集中できなくなった」という話が出ていたのでやはり共通の意見なのだろう。このタイプの美人もお前に多くの出会いを提供してくれるだろう。


「気弱」美人   重宝度★★★★☆

これはもしかしたら一番よくいるタイプかもしれない。お前たちも知っての通り、女は彼氏を作るよりも「女友達に嫌われてはならない」ことを優先する生き物である。ゆえに、たとえば飲み会などでも「あの男の人、私タイプなんだよね」と釘を刺してしまえば(じゃあ私はやめておこう)と気弱美女は思って戦線離脱してしまう。優秀で戦略的な女はこの手の美人を数多く率いている。俺は大学時代、そういう女を見ると「コイツ、デキるな……」と密かにリスペクトすることもあった。
ところで、ちょうど「女友達に嫌われない」の話が出たので追記しておくが、よくお前たちは飲み会で「男から好かれる行動を取る」ことに対して

男に好かれようとすると、女友達から嫌われる

という風に考えるが、その考え方は今、この瞬間を持って改めよ。スパルタ婚活塾の塾生は、これを合言葉として頭に叩き込まなければならない。

「まず、男から好かれることに最善を尽くし、後から女友達をフォローする」

好みの男がいたなら全力を尽くせ。その上で、他の女から「この子、何必死になってんの」と思われているようなら、
「もしかして、私の行動に引いてません?」的な「彼氏欲しすぎるあまり、すみません!」的な台詞で気まずい空気を緩和したり、後からスイーツをおごったり男を紹介するなどして、「嫉妬をロンダリング」せよ。しかし、繰り返すがプライオリテイは「男から好かれる」に置け。なぜなら嫉妬や嫌われることを恐れると、最善の行動が取れなくなり目的が果たせなくなるからだ。これは恋愛にかぎらず、すべての「目的達成」に言えることである。
 まず自らが強者となり、手に入れた力で弱者を救うのだ。


「裏原宿」美人   重宝度★★☆☆☆

具体的に言うと「木村カエラ」である。顔はとんでもなく可愛いが、ファッション性が強すぎて男が引いてしまうのである。つか、眉毛の薄い女に勃起する男はいないのである。
ただし、この女手の女を捕獲する最大の難点として、裏原美人は自分の世界観の会う人だけとつるんでおりそのコミュニティ内では高い評価を受けているので飲み会や合コンに顔を出すことが滅多にない。ただ、合コンに一度も行ったことがないケースがほとんどなので、「人生経験だと思って、ネ!ネ!」と人生経験を強調して誘う手が有効である。


「ガチ・スピリチュアル」美人   重宝度★★★★★

 女の多くは占いやパワースポットが好きだったり「スピリチュアル」に親和性がある者が多いが、その中で「こいつ、ガチだな……」という女存在する。そしてこのタイプの美人の中にはモデルや女優級の美女が存在するが、完全に一線を超えてしまっているので、いざデートとなると男を必ずドン引きさせる。俺も過去にこのタイプのスピリチュアル美人と飲んだことがあるのだが、「どんな人が好みなの?」という質問に対して


 「四次元以上の人」


 と答えたあたりから雲行きが怪しくなり、「この世界には12次元まである」「前世っていう考え方がもう古くて、現在が前世」と言い出したころにはこのデートをいかにして切り上げるかということだけを考えていた。どんな「美しさ」も「身の危険」には勝てないのだ。
 


 第4講まとめ

■ アウトレット理論

自分の魅力を引き立ててくれる「欠陥のある美人」と相利共生の関係を築き、出会いの機会を増やす。


■ 女は飲み会で男に好かれるよりも女友達から嫌われないことを優先してしまう生き物である。しかしその考え方は次のように改めなければならない。


「まず、男から好かれることに最善を尽くし、後から女友達をフォローする」



それではまた来週の火曜日、この場所で会おう。















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新刊情報
2年半ぶりの新刊です。
「人生で大切な4つのこと」が楽しく学べる本です。増刷決まりました!
プロフィール

Author:mizunokeiya
はじめまして。
水野敬也です。
著作は「夢をかなえるゾウ」、「ウケる技術」、「雨の日も、晴れ男」、「『美女と野獣』の野獣になる方法」、「大金星」。DVD作品「温厚な上司の怒らせ方」の企画・脚本も担当しました。
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